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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ボルボ が BMWをコピーしたところでジリ貧だ

  まあ生き残りに必死なのはよくわかるのですが、わざわざBMW320iをコピーしなくても・・・なんとも言えない徒労感があります。PSAもそうですがやはり1.6LターボでDセグセダンを走らせるのはいろいろと無理があったようで、さっぱり売れませんでした。日本で買うなら新車で400万円もするわけで、これはもう立派なクラウン級の高級セダン。それなのに1.6Lエンジンですから高速で100km/h以上出そうものなら、悲しくなるくらいの悲鳴を上げて「これが400万円のクルマか!?」と輸入車未経験なら間違いなくカルチャーショックを受けるでしょう。

  今や日本で売れている輸入車なんて、どれもこれも酷い・・・静音・制振なんて諦めてますから、「わざと音が聞こえるようにしています!」と声に出して言ってしまう始末。そういうのは知らないで買ってあとから気がついて、「面白いな!」と感じるべきものであって、ディーラーの人間がドヤ顔で言うことじゃないだろ・・・。そもそも1.4〜1.6Lまでの「ガラクタエンジン」しか載ってないのにスポーティもクソもない。そんなくだらないクルマを次から次ぎへと日本へ持ち込んで300万円くらいで売抜ける商売がいつまでも上手くいくと思うなよ! もしこれらの輸入車を買おうと思っていた人は、新型日産ティアナとでも乗り比べてくださいぜひ!

  BMW116i/120i、メルセデスA/CLA180を始めとしてPSA、ボルボV40/S60/V60のT4などなど・・・。ゴルフとアクセラにぶっちぎられた「負け犬」は一度日本から引き上げて「仕切り直して」もらえると嬉しいのですが・・・。もしその訳分かんないエンジンとカスみたいなボディで300万円で「マネー成立」というなら(日本で売り続けるなら)!同じクルマを北米でも堂々と売ってくるべきだ。

  日本で展開する輸入車ブランドでグローバルでの実力が圧倒的に弱いボルボは、主力セダンの売れ行きの悪さに痺れを切らした。このままではブランド消滅へカウントダウンという残酷な運命!いつまでも広告費じゃんじゃん使ってV40売っても全然儲からないし。ということで、とうとうS60/V60/XC60の抜本的な改革案に取り組んだ様子。ざっくりと言うとBMW320iをパクるというこれまた非常にビミョ〜な選択。320iと同じようなターボ過給に適したロングストロークの新開発エンジン「Drive-E」。そしてBMWにまったくひけを取らないというか、まったく同じアイシンの8速AT。また1つつまらないDセグセダンが増えてしまったのか?

  まあBMWに価格競争を挑んだ点は評価してもいいですね。「320i」も「S60 T5」も北米では330万円(本体)程度で同じですが、日本価格は320iが448万円に対し、S60T5が413万円3334円。どうせだったら380万円くらいまでディスカウントしてくれれば業界に衝撃が走ったのでは? それでも「S60 T5」は245psの高出力モデルなので、320iというより328i(597万円)と同等の存在。その辺を考慮に入れるとまあお手頃な実用プレミアムセダンとしては◎。これだけの出力に加えて「低燃費主義」を突き進むトヨタの系列メーカー(デンソー)の支援を受けているからかなり経済的なエンジンだと評されています。これはひょっとしたらひょっとするのか?
  
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