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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

カローラアクシオ VS BMW3シリーズ ならば・・・

  某ネットカーメディアの記事がとっても刺さりました!「苦境に立たされる日本車セダンを救うべく、ホンダが新たに2台のHVセダンを投入!」・・・なんかツッコミどころが満載過ぎでお腹一杯です。読み進めるとレジェンドの情報は特になし・・・なんだよこれ!フィットセダンHVの情報もなし。日本車セダンが売れてないという根拠もなければ、輸入車セダンが絶好調というデータもなく、何がなんだか意味が分らないです。一つハッキリと分ったことは、2013年の通算で日本車セダンで一番売れたのが「カローラアクシオ」、輸入車セダンで一番売れたのが「BMW3シリーズ」だということですね。まあ今更な情報ではありますが・・・。

  日本車セダンの大将格となった「カローラアクシオ」はHVが付いてから勢いを盛り返したようで、輸入車セダンの大将「3シリーズ」の売上を軽く5倍上回っております。とりあえず「アクシオと3シリーズ」のライバル対決(?)はアクシオの完勝のようです。そりゃ確かにアクシオの方が価格は「いくらか」安いのは認めますが・・・。それでもどちらを人に勧めるかというと、よっぽどのトヨタ嫌いじゃないかぎりはカローラアクシオですね。3シリーズがあっても乗る場所がないですし・・・。500万円も出して新車を買う必要なんてあまり無い気もします。日本中の中古車ディーラーに行けば、E90の320iがバナナの叩き売りのような価格(50万円~)で売られていて、そのほとんどが2007年製ですからまだまだ十分に使えるわけですよ。

  それでも多くのユーザーは「こんなポンコツはいらねぇ!」と言ってHVだと200万円以上する新車のアクシオが年間で11万台以上売れたわけですから、トヨタとしては大満足の結果じゃないでしょうか。3シリーズも自爆気味の「直6廃止」を断行しつつもディーゼルで上手く「骨を拾った」おかげで、全体の売上は伸びているようです。しかしかなり信憑性のある噂によると2007年に大量に販売した先代3シリーズの購入時に行われた、恐怖の「残価設定ローン・キャンペーン」で囲い込んだ客に、「流血必死」の追い込みをかけて、BMW史上最低?のクオリティという不名誉な称号を得ている「F30」を売りつけているそうです(あくまでBMWですから悪いクルマというわけではないですが)。

  BMWはセレブ気取りでディーラーにやってくる「情弱」な貧乏人(汚い言葉で大変失礼!)に対して、「バリューローン」とか言う、名称だけはお得そうなイメージがありますが、中身は残価を保証しないというハイリスクな(メチャクチャな)ものです。しかも残価率が3年で50%越え!していて日本車ディーラーではまずあり得ない設定。まあここまでしないとあの程度の性能で500万円もするクルマはまず売れないという苦しい事情は分りますけど・・・。

  だけど怪しげなローンに対する免疫も付いてきましたし、時代はどんどん変わっていて、もはや日本人は投資信託などの金融商品にはほとんど見向きもしなくなりました。団塊世代の中には退職金の何割かを投信にむしり取られた人も多いと思います。一度でも痛い目にあっていれば、「バリューローン」みたいな危ない橋は絶対に渡らないですし、そもそも通常ローンよりも金利が不自然に「安く」設定されている点に気がつくはずです。これは後で「ガツン!」とやられるタイプだなと・・・。

  こんな「誘惑的」な販売手法がまかり通っていても、3シリーズの販売台数は日本車セダンの2位クラウン、3位アテンザの足元にも及びませんでした。数字上はセダン回帰現象もあって輸入車が好調に見えるかもしれないですが、日本車も十分に好調です。とりあえず2007年の時点と比べて日本人は確実に賢くなっているんだと思います。同記事には「高級セダンの半数が輸入車になっているという情報も・・・」というテキトーな記述が付いていましたが、直4HVが絶好調のクラウンと、直4ターボが完全に「逆噴射」のBMW5シリーズを比べても、販売台数で10倍の差を付けてクラウンが上回っていますし・・・なんだかな〜と言う気がしました。まあ輸入車ブランドの「提灯持ち」記事ってやつですね。


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