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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

メルセデスAMG アルファロメオ4C 「スポーツカー初回グレード」詐欺?みたいな手口にはちょっとがっかり・・・

  高額なスポーツカーの「商習慣」なんてよく分らないので、もしかしたら黙っておいたほうがいいのかもしれないですけど、まあ恐れずに告発してみようと思います。最近ではそれほど高額ではないものの、海外メーカーが手掛けるちょっと非日常な感じのスポーツ感を出してるクルマはなんだか大人気のようで、次から次へと新しいモデルが上陸してきます。まだまだ日本にも「カタログモデル(プロパー車種)みたいな貧乏人専用の輸入車なんて死んでもいらねぇ!」という気骨のある人がおられるようで・・・まあ結構なことだと思います。

  ただ残念なことに「完全にテンションが上がり切った」お客を待ち構える罠のように、先行予約限定の「初回限定グレード」というのが通常モデルよりも100万円ほど高額に設定されることが多いようです。もちろんランボルギーニマクラーレンのような「本物」のスーパーカーブランドは、2000万円オーバーという価格帯ですから、買う側にとっては100万円の誤差は大した問題にはならない金額でしょう。

  しかしサラリーマンでも無理すれば買えるくらいの金額に設定されたA45AMG、CLA45AMG、そしてGLA45AMGやアルファロメオが久しぶりに出したスポーツカー・4Cなどが採用している新手の「キャッチセールス」はなかなか人間心理を巧妙に突いています。まず1年ほど前から、「600万円台」といったなんとか手が届きそうな「誘惑的」な数字をメディアを使ってリークします。おそらくクルマ好きなら誰もが上記の4台に関しては当初から「安い!」と少なからず前のめりになったはずです。

  1年ほど前から価格情報をリークされれば、とりあえず頭金の400万円分くらいを現金と下取り車の合算で揃えて置こうかなとか考えちゃいます。3年乗ったEクラスを最低でも200万円くらいに見積もって、いよいよ憧れの「AMG」だ!と期待に胸を膨らませて1年ほど楽しみに待つわけです。そして発売を迎えてディーラーに駆けつけると、「あれ?」ということになります。最近発表されたGLA45AMGを見てみると本体価格700万円程度の予想は、ある意味当たっていますが、730万円の通常グレードはもう1年待たないと買えないなんて・・・。先に納車されるのは810万円の「エディション1」というグレードだけ。800万円オーバーと聞くとなんだか「安い!」という意識もなくなって、私だったらレクサスIS-Fでも買おうかなという心変わりが起きますね・・・たぶん。

  まあこれが「市場原理」ってやつですかね。「安い!」と感じた瞬間に「何かある!」と思うのがまともな感覚といわれればそれまでですが、マーケティングの情報量はインポーターと消費者では桁違いなわけですから、野放しにしておけばボッタくられつづけるわけです。とりあえず一般人は「スーパーカービジネス」はおろか、この手の「似非スーパーカービジネス」にも安易に近寄ってはいけないというわけですね。

  自動車雑誌CFRPを贅沢に使ってこの価格は「革命的」とまで書かせて煽りに煽ったアルファロメオ・4Cにしても、予想通りというべきか、600万円程度のハズが680万円そして730万円と噂の価格は上昇し続け、結局のところ日本価格は783万円でGT-Rのデビュー当時の価格くらいに落ち着きました・・・。しかも初回販売の「ラウンチ・エディション」は891万円とさらに増額されています。しかも輸送量10万円が別途必要って、それくらいサービスしといてよ・・・イタリアで受け取れば不要です!ってことですか?(もちろんイタリアならば700万円以下で買えます・・・よし並行だ!)。
  
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