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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

BMW320iの良さがよくわかった!(米国モーター誌の企画で)

  フルモデルチェンジする2015フォードマスタングにはとうとう2Lターボが導入され主力パワーユニットになるとかで、米国市場でも2Lターボ車に注目が集まっているみたいです。これまでアメリカ市場の高性能車は一部のスポーツカーを除きNAガソリンが一般的だったわけですが、さすがに世界最大の自動車市場といえども、欧州や中国のトレンド(ターボ大好き?)の影響は受けるみたいです。

  スバルでさえもレガシィB4はNAだけなので、日本車セダンにとっては完全に蚊帳の外の「2Lターボセダン比較」がかなりのページを割いて展開されていました。参加車両は「BMW320i」「ビュイック・リーガルT」「VW・CC2.0T/R-line」「メルセデスCLA250」の4台。結論を先にいうとこの順番がそのまま最終結果でございます。やる前から唯一のFR車である3シリ圧勝は誰の目にも明らかなのですが、この4台は価格もスペックもほぼ同等のものを揃えたため、320iが一番低出力にも関わらず貫禄の勝利!この雑誌の意図としては、「FFの2Lターボなんてもはやクルマじゃない!なのでみんなBMWを買おう!」っていうクルマ好き編集者のメッセージを伝えることなんでしょうね。どこの国のクルマ雑誌も似たり寄ったりですな・・・。

  2Lターボと言えばキャデラックATSが思いつくのですが、320iとATSの争いが主眼ではないので、解り易くドイツのポンコツFFを葬ることができる320iの登場なんでしょうか?ちなみのこの雑誌は先月号では「320i」が「WRX」「エボX」「フォーカスST」と闘わされてました。そんなガチスポーツとマッチアップすれば当然ながらあらゆるデータで4位が定位置。3シリーズが「走る・曲る・止まる」が完全否定されるという悪意満載の比較でした。

  おそらく北米BMWから抗議が来たか、BMWファンから脅迫状でも届いたのか?今月は320iを持ち上げる企画で穴埋めにしたかった様子。それにしても320iよりも大きく制動距離が長い他の3車はいずれも酷いクルマですね。狭くて見通しの悪い日本の道路ではこんなクルマは危ないことこの上ない。幸いにもVWはCCを日本から撤退させてくれましたし、ブリックは日本では展開していません。あとはメルセデスがCLAとAを日本から撤退させてくれれば安心なんですが。ちなみに320iの制動はレクサスISアテンザの足元に及ばないレベルなんですが・・・。

  余談ですがこの前、夜中にVW車の後ろを付いて走っていると、オンダッシュのナビには明らかにテレビの映像が!「このクルマまともに止まれないんだよな・・・車間距離開けといたほうがいいな」と距離を広めに。なぜか知らないですけど、ドイツ車オーナーは自分のクルマが安全でよく止まると勘違いしているんですよね。そんな車重でまともに止まるわけないので、せめてBMWみたいに全グレードを「前後Vディスク」にしておいてくれないと周囲は怖いですよ!特に最低なのが車重1700kgもありながら前後Vディスクにしていない「メルセデスE250」。これはもはや犯罪レベル。その前に運転しながらテレビ見るな!

  ちょっと横道にそれてしまいましたが、今回の「スポーツセダンin中国市場ナンバー1決定戦」はなかなか興味深かったです。やっぱりBMWはすごいな〜。というより最初から「FF車にターボなんて論外」というスタンスのアメリカ誌はアッパレです。日本の雑誌もこれくらいハッキリ「カス!」って言ってくれればいいのにって思うのですが・・・。コーナーで立て直してからアクセル踏まなければいけないFF車にさらにターボなんて想像しただけでかったるそうです。こんなクルマじゃ絶対にワインディングは楽しくない。まあメガーヌRSや新型シビックtypeRのようにターボ掛からなくても立ち上がれるスペックがあればいいですけど。


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