CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

CG7月号も新型ゴルフは「TSIハイライン」しか掲載せず・・・

  「カーグラフィック」7月号はゴルフ総力取材が特集で組まれていて、いまいちゴルフの魅力が分からない(感性がないだけですが・・・)ので、届くなり貪るように読みました。しかしいくら読み進めても、このクルマの良さが端的に伝わる表現がなかったです(車内が広いというのは分かりましたが・・・)。結局のところ同じ価格を付けているフォード・フォーカスの日本仕様と新型ゴルフの「ハイライン」とどちらが良いのか?ゴルフは同じ価格のフォーカスと比べて1つでも勝っていることがあるのか?という「謎」は解決しませんでした。特集の最後の方にゴルフを現在4台同時に所有しているという日本人が登場していて、その方のあまりの「ゴルフ好き」度の高さに不覚にも惹き込まれてしまいました。とても和やかな気分になったので、読後にゴルフのイメージ自体は私の中でかなり良くなりました(CGのこういうところが好きだなぁ)。あれ読んだら誰だって「ゴルフいいかも」ってなりますって・・・。

  新型ゴルフは車重が100kg以上軽くなったのはやはりかなり効いているようです。高速道路での燃費が大きく上昇していて、従来の1.4Lターボのゴルフだと2LでNAのアクセラインプレッサに高速燃費で負けていると思っていましたが、新型ゴルフでは逆転しているのだとか。アクセラにHVを積んでも高速燃費に関しては向上しない(むしろ悪くなる)でしょうから、マツダにとってはちょっと厄介な存在かも。これはいよいよディーゼルターボ&MTで反撃しなければ、思わぬ苦戦もありうるかもしれません。ネームバリューの「ゴルフ」とデザイン&高性能の「アクセラ」の決着はどうなるのか?

  ゴルフの車内がDセグセダンのような広さと盛んに書いてありましたが、そんなのはインプやアクセラに乗ってもまったく同じ感想な訳で、それこそレガシィアテンザとほとんど変わらない居住性はいまやCセグの常識だろと突っ込みたくなります。車重や車内の作り方などを見ると、日本車の影響を強く受けていると思います。CGが書かないので、言っておくとゴルフ6から7になってインパネのデザインが大きく変わりました。マツダのオーナーなら気づくと思いますが、完全にパクられています。2008年アテンザと2009年アクセラに使われているインパネデザインを、2012年インプが踏襲し、さらに今年のゴルフも・・・という訳です。結局のところ「世界のベンチマーク」とか言われていますが、昔はシビックで今はアクセラを「意識しすぎている」日本車に限りなく擦り寄ったクルマだなという印象は全然拭えません(だから日本人に人気なんだろう)。

  「CG」や「C&D」がハイラインしか取材しないのは、アクセラやインプを2Lモデルしか扱わないのと一緒なのでしょうから、あまり目くじらを立てる必要もないかもしれません。1.4Lターボと2LNAを比べれば中高速域での加速は当然ながら2Lの方がいいわけで、日本勢よりも「街乗り」重視の設定になっているようです。しかしDSGは「渋滞」が苦手と一般に言われていて、日本を含む降水量の多い東アジアではトラブルが続出しています。それこそゴルフを4台も所有してしまうほどのゴルフ好きでない限りは、率先して選ぶべきクルマなのかどうかは「不明」です(よくわかりません)・・・。

↓ゴルフ特集と英国車特集で今月号はとても楽しめましたよ!