CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

新型ゴルフは「TSIハイライン」しかいらないとC&D誌が言ってますが・・・

  去年の「エコカー補助金」の煽りを受けて、新型モデルが激減している中、「CAR and DRIVER」は誌面作りに四苦八苦といったところのようだ。この雑誌のターゲットは「高所得者層」だそうで、「誰にでも解る」誌面作りと、ベ◯トカーのような「汗臭い」記事が少ない点がとても気に入っています(ベ◯トカーも汗臭いだけで、何ら高度な情報などはありませんけど・・・)。欠点としては、クルマのことを詳しく知りたい人にはちょっと物足りないことくらいです。そういう人は2倍の金額を払って「カーグラフィック」を読めばいいと思います。ただ「高所得者層」に選ばれるための工夫もしっかりしてあって、担当ライターが全て「知的生命体」ばかりになっています(バカっぽい文章がない)。べ◯トカーのように「論理性が全くない」記事を読まされて「イラッ」とくることが全くといっていいほどありません(私も人様のことは言えませんが)。

  クルマ雑誌はいろいろたくさんあって、なかなか最適なものを選ぶのが難しかったりします。しかし所詮は書いてる人も読んでる人も「クルマキ◯ガイ」なので、一般人(クルマにあまり興味がない人)からみれば、ほとんど「病的」な雑誌ばかりです。そんな中で部屋のインテリアを害することなく、なおかつ社会性が十分に備わっていて「教養」として有益な情報をきっちり盛り込んでくれる雑誌(日経新聞に近いか?)という意味では、この「Car and Driver」が最も優れていると思います。

  他の主要なクルマ雑誌は大きく分けて2通りあって、1つは卑猥な広告を平気で載せてしまう「男性誌」の延長のもの(ベ◯トカー・カートップ・ニューモデルマガジンXなど)。もう1つは高級輸入車を主に扱うもの「ファッション誌」の延長のもの(カーグラフィック・ルボラン・エンジンなど)です。「男性誌」の方はパチンコの雑誌を読んでいるような生産性のなさを感じることがあり、「これ読んでる自分はDQNか?」という最悪の気分になることもよくあります。「ファッション誌」のほうは「マニア向けのクルマ」に言いたいことを片っ端から書き連ねて取っ散らかった印象になっています(まとめろ!と突っ込みたくなる)。対象のクルマも「誰が買うんだ?」というものばかりで、まるで「高級時計」のカタログを見ている気分といったところでしょうか? そんなものが平均で1200円という価格に見合っているのかよくわからないです・・・・。

  そんな日本が誇る「良識雑誌」のCar and Driverが7月号で新型ゴルフを扱っています。最近の有名モデルのデビューではクラウンにしてもISにしても「全グレード」くまなくレビューを行っていましたが、新型ゴルフについては3つある一般グレードのうち、一番上の「TSIハイライン」のみのレビューで終わっていて、コンフォートラインやトレンドラインは一切無視でした。さすがは「日本の良識」というべきか・・・。蛇足ですが、C&A誌の無言の主張はおそらく「VWよ日本の消費者をナメるな!!!」じゃないでしょうか・・・。