CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

VWゴルフ 「時代遅れの”化石コンセプトカー”は日本にはいらねぇ」

  日本カーオブザイヤーに初の輸入車が選ばれました!だってさ・・・。一体60人の選考委員の内で何人がこのクルマを買うって言うの? まあノミネート10台から1番を決めなきゃいけないという苦痛極まりないミッションには同情しますけどね・・・。消去法でゴルフというなら理解できなくもないです。各委員は10台中5台を選び得点を振り分けるというルールのようですが、国産:輸入が5:5になっているので、ほぼ全ての委員が国産:輸入を3:2の比率で選ぶわけです。

  日本車は粒ぞろいの5台なので得点は散けますが、輸入のうち2台は日本で全く売れてないようなクルマなので、実質的に3台から2台以上が選ばれているわけです。これはやはりフェアではないです。日本の5台はいずれも決定打に欠けるかもしれませんが、それは日本車が技術的な結構満足できる高いレベルで争っていてどれも甲乙付けづらいという要素も大きいはずです。

  ただ日本車の5台がそれぞれに示す方向性は、基本的に全員がクルマが好きなはずの選考委員として、受け入れがたいものもあったように思います。「燃費の為に走りを捨てた」クラウン、「打倒アクアという視点だけの」フィット、「かっこ良ければそれでいい」アテンザ、「安易なSUV志向が無個性な」XV、「あくまでEV枠でしかない」アウトランダーと、どれもクルマの未来を考えたときに「託したい」と言えるクルマではなかったようです。それよりも旧態依然のターボにノスタルジーすら感じさせる「イディア的」デザインをまとったゴルフの方が魅力的だったといわれれば、それも立派な意見だとは思いますが・・・。

  日本の5車はそれぞれに「次世代」を意図しているように感じるのですが、クルマ好きにはそのポイントがいちいちイラッとくるのは確かでしょう。だけどもゴルフにはイラッどころか「軽蔑の念」がメラメラと湧いてきますね。ゴルフは結局なんとなく雰囲気というかギャップで惹き付けているだけのクルマだと私は思います。Cセグのイメージを覆す乗り味なんでしょうけど、トヨタのプレミオに乗ってみたら、実はゴルフの追いかけるコンセプトなんて古くさいものでしか無いことがよく分かるはずです。静かだしゴルフよりも軽いし・・・。結局のところ10台どれもプレミオに勝てないという可能性もありますが・・・。