CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

なんか日本メーカーに躊躇いを感じるのですが・・・

  2012年からのトレンドで、高額車でも大ヒット車が出ていますが、全体の販売は「エコカー補助金」終了の反動を受けて去年を大きく下回る結果になっています。日本メーカー各社はこの「寒い状況」を去年の段階から十分に察知していたようで、最近では日本車の新型車が「パッタリ」と出なくなってしまいました。せっかくの「景気刺激策」で政府と国民が出血して「自動車業界」を支えたのに、自動車メーカーは貰うだけ貰って「あとは知らんぷり」のようです。今、新型車を出しても「売れる」のは有名モデルだけという理屈もよくわかりますが、自動車販売の低迷は新型車の「出し渋り」も一因になっているように思います。ちょっと厳しい意見ですが、そもそもこういう「局面」でもしっかり売れるクルマを作る自信がないなら、さっさと「廃業」した方が良いのでは?という気もします。

  そんな日本車メーカーの予測を見透かすかのように「アベノミクス」によって、自動車販売にも絶好の局面がやってきているようです。輸入車を中心とした高級車が軒並み販売を伸ばしていて絶好調と報じられています。そして数少ない新型モデルとして、見事に「逆張り」を成功させたマツダアテンザ」とトヨタ「クラウン」にとっては「笑いが止まらない」展開になってます。三菱もアウトランダーPHEVがかなり好調のようです(現在出荷が止まっていて、バックオーダーがスゴいとか)。レクサスISも「機を見るに敏」で予約を前倒しした結果、相当の数のオーダーが入っているそうです。

  逆に完全に乗り遅れたのが、ホンダかもしれません。「アコードPHV」を北米と同じタイミングで出していれば、日本でも相当売れたのではないでしょうか。それでもこのクルマは現在、北米で大ヒット中なのでホンダにとっては痛くも痒くもないかもしれませんが・・・。この新型アコードは日本では夏頃に導入予定で、話題の「PHV」は法人リースのみの予定だそうですが、「アウトランダー」の売れ行きを考えると、個人向けにもさっさと売ればいい気がします。北米でも後発のフォードの「フュージョンPHV」が発売直後から一気に火が付いていて、競争が激しくなっているようで、高性能車の「PHV化」はどんどん広がりそうです。

  さらにポルシェ「パナメーラ」にもPHVが導入が決定していて、日本価格も既に発表されています。ホンダは年内に新型「レジェンドHV」の発売を控えている中で、とんでもない「強敵」が現れてしまったようです。ホンダは最近は予告ばかりの「口だけメーカー」のイメージが付いてしまっていて、対応が全て後手後手になっていてとても「歯がゆい」です。今年導入される新型「フィットHV」はかなり前から「世界最高の燃費」を宣言していますが、トヨタが黙って見逃すはずもなく当然に対抗車種が出てきます。もしこのホンダ渾身の「新型フィット」が転けてしまうことがあれば、かなり厳しい局面を迎えてしまいそうです。下手な「コストダウン」に走ると「現行フィット」の評判が良いだけに、とんでもない失敗作になる可能性もあります。とりあえず「新規の補助金」とか気にせずに「早く」発売したほうがいいのではという気がします。


↓EVの日産の弱腰のせいか「充電タイプ」のPHVのイメージがあまり良くなかったのですが、三菱がそこに挑んで成功を収めつつあることは、とても喜ばしいことだと思います。ついでにPHVの「ディアマンテ」つくりましょう!