CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

早朝ドライブとスポーツカーの「誘惑」

  朝の4時に目が覚めてしまった「休日」なんて滅多にないものですが、午後から雨が降る予報で外出をキャンセルしかけていたところだったので、思い切って「走り」に行ってきました。5時出発で「国道299号」でとりあえず「秩父」を目指します。299号線は飯能までは片側2車線&車幅十分の「GTカー・ステージ」なのでで早朝にも関わらず「高級車」サンデードライバーもちらほら見られます(レジェンドがかっこ良かった!)。日中はやや混雑して「エコカー」に2車線とも封じられたりして、全然楽しくなかったりしますが、朝6時だとさすがに、邪魔なクルマはほとんどなく、ドライブ好きばかりなので「ほぼノーブレーキ」で快適に走れます。

  7時前には横瀬に到着。国道140号線に入り、雁坂トンネル方面に行ってみることにしました。途中までは三峯神社に向かう車がいたのですが、神社へ登る道との分岐を過ぎると、こちらに来る車はまったくなし。ここから先は「感動」のドライブルートで「ループ橋」があったりして、道がとてもきれいで素晴らしいです。前も後ろも他の車がほとんどいなかったので、駆け抜ける喜びを存分に感じられました。高低差が適度にあって、しかもまだまだ新しい道なので舗装もとても良い状態です。先にある雁坂トンネルが有料(普通車710円。アクアラインとほぼ一緒か・・・)ということもあって交通量はかなり少ないようで、それはそれで素晴らしいなと思います。

  トンネルのある標高2000mの雁坂峠の手前ではかなりの急勾配区間でしかも低速コーナーが続くので、車重1.5tのDセグセダン(しかも2人乗車)にはちょっとツラいですね。遥か前方をMR-Sがスイスイ登っていくのが見えて、「やっぱりスポーツカーは楽しそうだな」と思いましたね。比較的に軽量な日本のセダンは、日本の道路のあらゆるステージに合ったクルマだと感じていたのですが、極度の急勾配&低速コーナーとなると、車重とホイールベースの長さを痛感しますね(もちろん運転が下手なのもありますが・・・)。

  山梨市側へ抜けると今度は「エンブレ」必須の下り坂の連続です。標高2000mとなるともはや箱根の比ではない勾配の連続で、関東山地の険しさ(首都圏なのに横断道路が少ない)を改めて感じます。塩山市方面に向かい、さらに山梨県が誇る日本屈指の夜景ルート「フルーツライン」を通り、国道411号線(青梅街道)を進みました。主要幹線の299号線と違い、甲州街道の裏ルートの青梅街道は車幅の狭さを感じる区間がいくつもあったりするのですが、工事もだいぶ進みFセグ車でもほぼ問題なく通れる道になっています。東京方面からはバイカーが隊列(20台以上の団体とか普通にいます)を作って登ってきますが、まだ朝9時前でしかも山梨側からの通行なので、自分の前は遮るクルマもほとんど無く、ドライブは快適そのものでした。

  途中から前を軽快に走るロードスターのRHT仕様に追いついてしまい、マツダ車の2台がハンドリングを楽しむ最高のステージで「追っかけっこ」になりました。RHTで車重がいくらか重くなっていても、やはりロードスターの走りを後ろから見ていると、コーナーを抜けた直後の安定姿勢へと移るスピードが異常に早く、他のクルマとは全然違うなと感じました。自分のアテンザも姿勢制御に関しては、かなり優秀な方だと思いますが、それでもFF車なのでロール時にはアクセル入力がカットされる設定になっていて、ロードスターの方が早く立ち上がっていくのが良く解ります。感心しながらジロジロ見ていたのですが、前のドライバーが良い人だったようでブッチ切ることもせず、じっくりと走りを見せてくれました。

  東京・埼玉・山梨の県境ルートはかなりの「山岳コース」なので、ライトウエイトスポーツのクルマが目立ちました。実際にポルシェよりロータスの方を多い見かけたくらいです。他にも以前、西東京市付近の青梅街道で見かけたケータハムと同じクルマを奥多摩小河内ダム入り口付近で見かけました。もちろん乗っている人も同じ人(若い人です)で、彼は青梅街道をホームコースにしているようですね。

甲州街道(国道20号線)は「GTカー」向けで、青梅街道は「軽量スポーツ」向けでしょうか。青梅街道ならそれほど標高も上がらないのでDセグセダンでも楽しく走れます。