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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ポルシェとマツダは、『WINKとPERFUMEくらい違う!!!』

  (ちょっと暴走気味ですが、よかったらお読みください) 最高にテンションが上がるドライブミュージックは色々ありますけども、その中で女性アイドルグループで選ぶとしたら、クルマ好きの人気の双璧をなすのが『ウインク』と『パフューム』ではないでしょうか。クルマの中に色々な音楽を持ち込みたくなりますけど、あれこれ迷うのが面倒なので、もうウインクとパフュームだけでいいや。アイドルはこの2組以外認めない!!ウインクは8年の活動でオリジナルアルバムが14枚もありますが、初期のシングル曲をまとめた『ホットシングルス』があれば12時間連続で走れますね。特に『夜にはぐれて〜Where Were You Last Night』がいい感じです。ボンジョヴィみたいなイントロ。


  パフュームも初期の「エレクトロワールド」など、スタイリッシュで疾走感がある曲が揃っていて、これを聴きながらとても景色の良い場所を、愛車でひたすら疾走すれば、それだけでもう完璧な『体感型映像作品』が楽しめます。



  さて本題に入りましょう。デビューからバブル期らしい羽振りの良さで世界中の名曲を買い上げてカバーし、卓越したビジュアルに恵まれた二人組に歌わせる。しかもコンセプトも完璧。これなら瞬く間にスターダムへのし上がるのも当然ですね。同時代のB'zが海外の有名バンドの楽曲を『取り入れて』流行を作りつつありましたけど、ウインクはその苦労をマネーで解決して、ややアンダーグラウンドで最先端のニューウェイブサウンドで売れた。もちろん2人のキャラクターの完成度が非常に高い(今見てもダサくない)。もう一方のパフュームは『広島』出身で、日本人の異才プロデューサーが奏でる独特の音楽と卓越したダンスを武器に、アベノミクスが掲げる『クール・ジャパン』の先頭を切って世界中でCDセールスと知名度を獲得している『東洋の神秘』です。

  なんだかポルシェとマツダみたいじゃないですか。米国ボルグワーナーなどから高度な技術をかき集めてわかりやすく『最強』を目指したポルシェ。ただ速いだけでなく、クルマとしてのファンダメンタルな機能性も非常に高い(故障に強い)。マツダの開発者をして『あれだけアシを固めているのに、不快な乗り心地に繋がらない独特の周波数を生み出す理解不能な設計』とまで言わせる魅力。これ911(991型)に対するコメントですけども、スポーツカーであること、2+2シーターであること、RRであること、水平対向6気筒であることまで含めて、『必然性』の塊でお遊びな要素がまるでないって言うんです。最高のライバルへの社交辞令か!?

  ポルシェはもうアイディアが尽きていて活動休止状態だからウインクというわけじゃないです!!マツダの開発者の言葉が当たっているかは別としても、とにかく『瞬間最大風速』がすごい!!他のドイツブランドが全て嘘に思えるほどの、説得力があるんですよ。それもレクサスみたいなこれ見よがしな高機能ではなくて、一見頼りなさげなんですが、走り出すとこれが不思議でどこまでもコントロール領域が広がっている。沢村さんはポルシェは誰が乗っても速いと言うけども、決して全自動なATS車じゃないです。ハンドル、アクセル、ブレーキがどこまでも制御に応えてくれるから、コントロールしたい!!タイトに曲がって見たい!!と言う欲求がムラムラ湧いてきます。これを大衆車で最もリアルに実現してしまったのがマツダなんですけども、やはりポルシェの『塊』はスケールが違うかも。無理に例えるならば、『愛が止まらない』の相田翔子が、鈴木早智子が歌っているときに見せるダンスの破壊力満点な魅力の前では、失礼ですがダンスパフォーマーとして実力の裏付けがあるパフュームの3人でも動きはなんだか『イモ』っぽく見える・・・。これがポルシェとマツダのリアルな力関係かも。

  デビュー直後のウインクはなんだか『嫌々』踊らされているように見えるのですが、これがウインクの戦略だそうです。相田翔子はなんであんなに不安そうな表情で視線も虚ろなのに、まるで計算され尽くしたような洗練された動きができるのだろう。一方でパフュームはどこから見ても自信に満ち溢れていますが、あまりに流暢に動くせいか見ていてやや魅力に乏しい気が・・・。21世紀になってもRRを使い続ける『本質的な欠点』を内在することを魅力として進化を続けるポルシェと、世界最高のスカイアクティブ技術だと『自信』を持って憚らないマツダ。果たしてどちらがファンの心を深く捕まえているのか!?(結論はご想像にお任せします)



  初代のRX7が北米で「プアマンズ・ポルシェ」と評されました。価格は安いけどポルシェの代わりに十分なるよ!!は褒め言葉だと思います。当時のポルシェにはRRの911シリーズ以外にも、ハイエンド(スーパーカー)の959や、 FRの924(確かにサバンナはこれに似てる)やその後継の944(FC3Sはこれに似てる)。パフュームがウインクの『機械的な踊りと無表情』をコピーしたようによく似てます。しかしマツダは3代目RX7のFD3SによってポルシェのFRスポーツを完全に葬ります。FDは968にスタイリングとパフォーマンスで完全勝利しました。

  その後に今度はポルシェがマツダのコンセプトにインスパイアされます。968がやられたお返しに、マツダ・ロードスターを凌駕する2シーターオープンクーペのボクスターを作ります。こちらもロードスターの世界感とはほど遠い初代(986)、2代目(987)を経てデザイン的にも洗練された現行の3代目(981)は日本でもスマッシュヒットしました。マツダ・ロードスターの最新鋭機『RF』と並ぶ2シーター・オープンスポーツカーの定番モデルの2大スターです。アウディTTロードスターエリーゼフェアレディZロードスター、Z4、SLC、コペン、S660などなどかなりのモデルが供給・流通されているんですけど、マツダとポルシェは別格だなーと感じます。

  さて前回も書きましたが、割と近い未来にFRの4ドアセダンとしてポルシェとマツダの新鋭機が激突しそうです。さらにマツダ911を視野に入れたスーパースポーツの市販化を決定したとのニュースもありますし、ラインナップが増えるSUVの中に不気味に欠番として残る『CX6』は、スポーツカーブランドとしてのマツダを表現するようなハイパフォーマンスタイプになるような気がします。ライバルはもちろん『マカンターボ』。

  クルマはマツダとポルシェだけ!!アイドルはウインクとパフュームだけ!!選択肢をどんどん減らしていくと人生は楽ですねー。トヨタ(AKB?)とか、BMW(モーニング娘?)とか、メルセデス(ピンクレディ?)とか、余計な選択肢はとりあえず要らない!!ポルシェの完成度の高さと、マツダのポテンシャルが楽しめればそれでいいじゃん。  パフュームじゃ絶対にウインクには勝てない!!と思ったあなたへ、最後にパフュームの会心の一撃を紹介しましょう。



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