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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

気楽に読んで!! マツダ、ポルシェ以外のブランドの格付け

  日本とドイツそれぞれを代表する『S級』ブランドのマツダとポルシェ。とりあえず50年にわたるスポーツカー開発の歴史がすごい!!この事実だけでその他の凡百のメーカーとは決定的に違います。ブランドに脈々と続くスピリッツがクルマを作り上げるあらゆるレベルの選択におけるセンスとして宿っていると感じられる!!

  非常に主観的で恐縮ですけど、『良い車』とは部分的な性能に支配されるものではなく、ある程度は不可逆的な要素によって全体が貫かれているモデルです。どんな世界でも『達人』の手がけた作品には人知を超えた『スーパーフェイシャル』が備わっていて、それを見る人をとことん魅了するものです。

  マツダとポルシェ。この2ブランドの領域へと入って来れるようなメーカーは他にはないのか? そもそも文章や言語で『スーパーフェイシャル』を説明することは難しいです。『部分』の話抜きでクルマの良し悪しを語るライターがどこにいると言うのか? しばしばカーメディアが間違えるのは、『部分』を『恣意的』な基準で書いていることに本人が気付かないからです。

  DCTとCVTの部分だけを比べて結論してしまう素人が『ベストカー』ではたくさん書いています。別のヤツはダンバーだけで判断しています。この雑誌は面白いことに、巻末に水野和敏さんが連載をしていますが、この人だけが『部分』ではなく『全体』で語ることを心がけているのでは!?そうはっきりと感じられます。

  マツダとポルシェに近づくために、他のブランドに必須なものは何なのか? やっぱりまずは『エンジン』ですかね。エンジンを語るとそれは『部分』!?いやいやエンジンはもはやクルマの性格をはっきりと決めてしまう要素なので『全体』と言っていいと思います。市販車エンジンでざっくり判断されちゃうと、もうこの時点でホンダと日産以外は脱落!?いやいややっぱりエンジンだけが全てではないですから、もっともっと『感動』できる部分を探しましょう。

  「人生の最期まで付き合える究極のクルマづくり」。『部分』ではなくて『全体』を評価しているからこそ出せる結論です。『全体』へと結びつく様々な要素を味わった果てに・・・このメーカーはやっぱり世界ナンバー1だ!!と思えるか!? それはアクセルフィールだったり、ブレーキングだったり、ステアフィールだったりの個別、あるいは総合的な出来だったりします。あくまで個人的な経験の範囲に過ぎないですけども、マツダやポルシェの領域に案外近いんじゃないか・・・と思うのがVWです。特に『ゴルフ7GTI』は何度乗ってもそのフィールに『嫌味』がないですね。

  粗探しをすれば、『Sモード』で登り坂を駆け上がると、フロントがかなり暴れ気味になってステアフィールがちょっと怪しくなる一面はありますけども、他のドイツメーカー車みたいに右折・左折のアングル変化だけであっさりと渋いステアフィールが表出するお粗末な出来ではないです。ドイツにはあまり曲がり角がないから、ドイツ車は基本的にはハンドルを使う機会があまりないのかな!?どうも最近のドイツ車にはあまり『曲がりたくない』ハンドリングが多い。その反面マツダはとにかく曲がりたくなるよ。『S級』ではないけど、まずはVWを『A級』に認定したいですね。S級に近づけるようなファンタスティックなクルマをさらに期待したいです。

  ちょっと待てー!!ハンドリングや各種フィールの良さだったら『スイフト=スポーツ』だって負けてないぞー。確かに。いよいよ絶版になってしまった3代目スイフトに設定された『スポーツ』は、クールな1.6L自然吸気がよかった!!ターボエンジンの過剰なトルクでフロントの操舵がすっぽ抜けるゴルフGTIとは違って、どんな回転数でも4輪がどれくらいの配分で荷重されて接地しているかがわかりやすい。トルクの谷間を感じることもなくとてもデリケートなユニット。そしてコンパクトカーとは思えないしなやかな旋回フィール。これは某イギリスブランド車では絶対に味わえない。いかにも日本的な上品さ溢れる仕上げをされたフィールに感動しつつスイスポは日本車の誇りだなと思います。スズキも『A級』でいいんじゃないかと。
  

  あとはなんか『めぼしい』ブランドあるか!?日産は・・・なんだろな。もうマツダやポルシェと競う『時期』が終わっちゃったかも。これからはテスラや中国のスーパーカーブランドと張り合っていくんじゃないの!?もう素人が乗って『素晴らしい〜』って喜ぶクルマじゃなくて、命を削ってニュルを爆走するプロドライバーだけが感じられるスピリッツ。そこに目が向いちゃっているから・・・もう日産は運転しない人(クルマを所有しない人)のためのブランドになっている!?もし日産が自然吸気エンジンで再出発するなら・・・ってあるわけないな。NISMOのラインナップ見ても、なんか目を背けたくなる。『C級』ですね。

  ホンダは・・・ちょっと悪口みたいになっちゃいますけど、このメーカーはわざと『ツッコミどころ』を作っているのか!?と思うくらいに、どのモデルを試しても、ちょこちょこ気に入らないところが出てくる。例えば大ヒットしたヴェゼルHVですが、DCTの雰囲気はいい感じ!!だけど『Sモード』にすると壮大なエンジン音が車内に。これじゃあスポーティを超えて、耳がキーンとなるって。

  しかしこれがホンダの魅力なんだと思います。『部分』を見てホンダを批判する人はいますけども、このメーカーには製品を通じて実現したい『世界観』があって、決して他のメーカーのヒット車を真似して済ますと言う手段に甘んじない・・・それこそが『コネなしカネなし』の最後発4輪メーカーが世界から尊敬される存在になった理由何でしょうけど。しかし世界のホンダファンは不満に思ってますよ。こんなもんじゃないだろ!!他のメーカーが絶対に太刀打ちできない領域(マツダ、ポルシェ)にまで突き進むのがホンダじゃねーのか!?ってことで『B級』くらいじゃないですか。シビック込みで『B級』。S2000インテグラ、プレリュードが全部復活して素晴らしい出来栄えだったら文句なしで『S級』。

  残りのブランドは・・・『C級』日産、スバル、ジャガー、MINI、BMWアウディ。『C級マイナス』メルセデストヨタ、レクサス、プジョーシトロエンフィアットボルボ 頑張っていい車を作ってください。

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