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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ランサーエヴォリューションX 「6年経っても無敵の直4ターボ王者」

 昨年暮れの東京MSでは、やはりGT-Rの注目度が高かった。平均年齢は確実に50歳以上!のスゴい数の取り巻きで、まったく見る事ができなかったほど。何がこれほどまでに、いい年したオッサン達を熱狂させるのだろうか? そりゃGT-Rの良い点なんて誰にでも解る。何と言っても「ドイツ流」(加速&最高速の直線番長対決)で、ポルシェ911ターボを一蹴したわけだから、日本メーカーの技術の高さをGT—Rが全世界に証明してみせたのだから“偉い”。

  だけれども、このクルマに熱狂的に憧れるオッサン達の心境を察すると、ドイツ車との力関係がどうこうというよりも、いい年してガキが乗っているのと同じ「インプSTI」や「ランエボ」には乗ってられない!というプライドがそうさせている気がする。もちろん日産も団塊世代の退職金を睨んで作ったであろうことは容易に想像できる・・・。

  こうして団塊世代に見捨てられたランエボスバリストのような熱心な支持層も持たないし、もはや次期モデルを開発しようにもベース車すら無い状況。ちょうどキリがいい現行の「ランエボX」で打ち止めになってしまうのかな・・・。現行モデルが2007年に登場して丸6年以上が経過したが、なんだかんだ言っても車重1400kg台で300ps級AWDなんていうクルマは、ライバルの「インプ」を除けば、ほとんどといっていいくらい存在しない。ましてやこれだけの超絶スペックで本体価格が400万円以下なんてとても不可能な数字だ。

  しかも北米誌のテストによると、ランエボX・GSR(2ペダルモデル)は未だにスバルの次期WRX(インプレッサ・ターボ)を軽く一蹴する戦闘力を持っているらしい。あらゆるレンジでの「加速」も「制動」も完全に上だ。とりあえずデビューから6年たっても、未だに直4ターボであればどのライバルにも負けない性能を持っている。メルセデスA45AMGというクルマがチヤホヤされているが、おそらくランエボの敵ではないだろう。360psが「驚異」と言われているけど、欧州版のランエボXは400psで市販されている。

  メルセデスは三菱の技術を使って、A45AMGを作ったけども、それほどやる気はないらしく、ハンドリングもトラクションも相当に難があるようだ。一方でランエボXはどちらもハイレベルに煮詰めてあるのだから・・・。日本を走る高性能車が欲しいならば、黙ってこのクルマを選ぶべきじゃ。

 
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