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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

2014年の輸入車は手強そうだ。

  2013年はCセグハッチバック輸入車が日本市場を賑わせた。日本COTYに輝いたゴルフ7。メルセデスの野望が詰まった新型Aクラス。予想外に健闘したボルボV40。そしてゴルフの影に隠れてやや地味だったけどカーグラフィック大賞を受賞したアウディA3スポーツバック。個人的に一番価値があると思うのはアウディA3だけど、そのA3が一番売れていないのは皮肉だ。まあA3にしても300万円払ってまで買おうとはまず思わない。200万円のアクセラの方が断然にお買い得だ。

  カーメディアは躍起になって輸入車Cセグを持ち上げていたけども、その裏で著名なライター達がこれらのクルマにはまったく興味がないというコメントもしている。まあ話題にはなるかもしれないけど、あくまで老人や女性の為のクルマとしては上等なんだそうだ・・・。どれもこれもアクセラインプレッサを差し置いて買うべきクルマではなかった気がするけど、雑誌では歯が浮くようなむず痒い褒め言葉が並ぶ。なんとも無責任なクルマの薦め屋さん達だな。

  今年(2014年)は、いよいよ輸入車の本当の実力を見せつけられるかもしれないなと思う。国内は新型スカイラインレヴォーグの登場で安泰と思われている中型車市場が脆くも崩れさるのではないかと危惧している。この2台のライバルになるであろう今年の輸入車は実力車ぞろいのようだ。

  まず先陣を切るのが、復活を賭けるメルセデスCクラス。現行モデルは見るからに古臭く、10年前のアコードやレガシィのようなこじんまりしたボディからは高級セダンとしての存在感など微塵も感じないクルマに成り果てました。これをいまだに新車で売っているメルセデスに少々の驚きすらあるくらいです。化石のようなクルマでも売ってしまうブランド力が恐るべしというべきでしょうか。それでも相当に不人気なようで現在メルセデス代理店では「大処分市」を開催中だそうです。もし現行モデルがほしい人はディーラーへダッシュ

  新型Cクラスはライバルに見劣りがしない程度まで大きくした上で、同時に古臭い設計の根幹を成していた鉄の塊のような重量ボディを、軽量素材に置き換えて日本車のような軽さを得たそうです。ドアが軽くなって「これじゃベンツじゃない」とか文句言う人が続出するんだろうな・・・。素材が根本的に変わったのだから質感も当然に変わるわけで、それが嫌なら古いベンツに乗り続ければいい。「新しいのはドアが軽くて受つけない」という言い分をメルセデスが作ってくれたわけですから。

  それでも私はこの新しいCクラスを支持したいなと思います。バブルの頃を知らない世代にとって、クルマを所有する喜びはドアの重さよりももっと別のところにあります。軽くなってサスペンションもSクラスと同等のものに格上げされて、いよいよCクラスで日本の峠を駆け抜ける時代がやってきたんじゃないか!と思うのです。峠走行にはまったくもって不要ですが、オプションでエアサスが付くんだとか・・・。コラムシフトの採用もなんだか残念な気分だ。

  もう一台の強力な輸入車ニューカマーはフォード・マスタングです。アメリカンテイスト満点のデザインが一新され、まるでキャデラックの後を追って日・英・豪に突撃すべく、シャープでスタイリッシュな外観になりました。そして何より右ハンドル車が投入される!キャデラックの底辺のATSには右ハンドルがまだ無いようなので、CTSはちょっと高いなと思っている人々をがぶ飲みしそうな気配です。

  直4ターボからV8NAまで幅広く揃え、V8でも500万円台という破格さなので、「存在」さえ日本の皆さんに周知されれば市場をひっくり返す可能性もあります。こちらもCクラス同様に現行モデルのイメージを踏みにじるところがあり、「こんな小粒なデザインはマスタングではない!」みたいな意見も噴出しそう。ただこのクルマの場合は、ちょっと粋がったお兄ちゃんの御用達カーになっていて手が出しにくい部分もあったので、そういったヤンチャな人々が「マスタングは終わった」と言ってレクサスLSの中古にでも走ってくれればイメージもだいぶ回復しそうです。

  他にもアウディA4が新たにどんな付加価値とデザインで登場するかはまだ未定ですが、当然にCクラスを見据えたものになりそうですので期待できます。そしてジャガーもこのクラスに新たにセダンを投入することが決まっていて、こちらは今なお綱渡りの経営が続いているので、量産モデルとして渾身の一台になるのではないでしょうか?最新情報が待ち遠しいです。




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