CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

スバルとマツダの時代がやって来たらしい・・・

  国内の新車販売が不振を極めているらしい・・・。エコカー補助金がないとメーカーは言うのですが、補助金ないから新型車を保留しているメーカーも自業自得というべきか。ただ国内メーカーは輸出が好調でトヨタマツダ・スバルは輸出比率が高いので笑いが止まらない状況でしょうか。可哀相なのは国内販売を受け持つ末端のディーラーですね。先日もちょっとショックなことがありまして、以前から度々ネタにしていた同じ市内の某日産ディーラーがとうとう廃業してしまったようです。すぐ隣りにホンダカーズがあり、軽自動車を売りまくっているのに、近くで日産の決して安くない”高級”コンパクトカーを売るのはやはり楽じゃないようです。そんなホンダも普通車の販売では徐々にスバルやマツダに喰われつつあるようだ・・・。

  トヨタも大きくシェアを落とす中、スバルとマツダだけが爆走している。絶対的なシェアにはまだまだ大きな開きがあるが、クラウンがあれだけ売れているのに前年比10%超のマイナスを記録しているトヨタの減速っぷりは激しい。「ミニバン神話」の崩壊が原因という見方もある。ミニバンのリセールバリューに関しては、去年まではトヨタが積極的に「介入」を行っていて、残価設定ローンで結構な台数が売れていたようだ。しかしあれだけ売れれば当然ながら供給過剰で値崩れを起こしてくるわけで、今ではトヨタのセールスの歯切れも相当悪くなっているようだ。

  この「リセールバリュー」というファクターがかなり怪しいということになると、初期購入費用を抑えて長く乗れるデザインのクルマの方が好まれるようになるのだろう。その結果スバルとマツダが浮上してきたように思う。スバルとマツダは低価格もさることながら、そのデザインの先進性&普遍性において「ミーハー」なトヨタ車よりも圧倒的に信頼できるのは確かだ(まあ車種次第なところもあるが・・・)。10年前のデザインの「RX-8」と去年発売された「86」を比べてみれば、言わんとすることは誰でもわかると思う。

  この先には、巻き返しのためのトヨタのどんな「壮大な」戦略が出てくるのだろうか? スバルもマツダトヨタの子分みたいな立ち位置なので、「ホンダを潰す」みたいにムキになってくることはないのかもしれないが・・・。リセールバリューを操作するでもなんでもいいが、トヨタのそういった高度な戦略を見ているのはとても好きだったりする。街中にミニバンやコンパクトカーやエコカーばかりが走っているからこそ、300万円足らずのマツダのミドルサイズセダンに乗っているだけでとても「幸せな気分」になれる。トヨタは「日本を幸せにする」つくづく素晴らしい会社だ。これからも敬意を持って接したいと思う(ミーハーとか言ってごめんなさい)。

↓この「オレンジ」は最近ではなかなか目立ってますね。BMWアウディSUVを喰ってしまっているカッコいいCX-5に対して、こちらは堅実なデザインで売れるのもよく分かります。