飛躍の年だからこそ危機が訪れる!?
最近は何かとヤバすぎてネタにもできなくなってきたスバル。2016年に待望の新型アーキテクチャーを導入したインプレッサ(スポーツ/G4)を発売。2017年にはカーオブザイヤーの大本命になるはずだったクロスオーバー版のXVを発売。さらに度肝を抜かれたのが、インプレッサ/XV共にJNCAP(日本の衝突安全テスト)において199点台というトップスコアを記録したこと。JNCAP、ユーロNCAP、北米NCAP(米運輸局)、IIHS(米の保険料算定テスト)のスコアを見比べれば、圧倒的にハイスコアなのがマツダとホンダで、大変失礼ですが余程の事情がない限り、この2つのブランド以外を選ぶのは(安全に関しては)ナンセンスだったのですが・・・。
信じられないかもしれないですが、トヨタ被験車両には『乗員保護』でホンダ・フィット(92.59)を上回るモデルがない!!ホンダの一番弱そうなNワゴン(軽自動車)でも87.35なのに対し、トヨタヴィッツは80.5、ラクティスは76.82。ちなみにBMW初の被験車両X1は80.35という屈辱の結果を出して以後JNCAPは無視を決め込んでいます(軽に完敗って・・・マジか)。現行のVWゴルフは90.82でフィット以下なんですが、先日某雑誌でオッサンライターが新型の「ホンダN-BOX」をレビューでボロクソに腐したあとに、こんなクルマに乗るくらいならゴルフの中古を買った方がよっぽど安全だ!!とか言ってたけど、先代ゴルフはおそらくホンダの現行の軽自動車の水準をクリアしていない可能性が高いです。
スバルは着実に進歩した!!・・・と信じたい
全ての普通車で『乗員保護』90以上をマークしていて、IIHSでも全モデルをトップカテゴリーに送り込んでいるマツダとホンダの優位はしばらく揺るがないと思っていました。マツダCX5は販売好調にも関わらず早いサイクルでフルモデルチェンジを行なった理由は、初代がIIHSトップを逃しているかららしい(当時はSUVで達成したモデルはなし)。現行モデルではトップカテゴリーを獲りました。
クルマに詳しい人ならホンダとマツダが最も安全というのはわかりきっているのに、アイサイトを発売して以降のスバルはやたらと『安全』を全面に出してアピールを始めます。アイサイトが装備されているレヴォーグやフォレスターの『乗員保護』は90に届かず。レヴォーグはフィット以下の水準、フォレスターに至ってはホンダの軽に負けます。幸いなことに、このJNCAPはカーメディアで取り上げられることはまずないです。BMWやVWのスコアがボロボロってことがバレたら、ほとんどのライターは輸入車贔屓ですから、信用を失いかねない・・・。
スバルの安全ブランド宣言!!に懐疑の目を向けていたクルマ好きを驚かせたのが新型インプレッサ/XVでした。新型アーキテクチャーが全モデルに取り入れられたら、ホンダやマツダと肩を並べる安全なブランドになる!!今年はそのスタートを切るはずだったのに・・・、下半期に入ってからちょっとややこしい問題が!!
国交省が腐ってるから新幹線の台車も壊れるんだよ!!
【スバル】内部告発か?無資格検査発覚でリコールや出荷停止対応は? https://t.co/FldCTxMJcV
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2017年12月24日
親方日の丸・傾斜生産方式で立った製鉄業ですから・・・
神戸製鋼のデータ偽装、スバルもAl合金板材の安全を確認 https://t.co/4HAJt3Hqsb
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2017年12月24日
自動車産業は絶対に悪くない!?
データ偽装問題と無資格検査、全く違う国際的影響|冷泉彰彦|ニューズウィーク日本版 https://t.co/poieu8bdHr
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2017年12月24日
だって東京新聞ですから・・・
東京新聞:スバル、燃費データ書き換え調査 一部から指摘、無資格問題検証で:経済(TOKYO Web) https://t.co/qFrkxEqvq9
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2017年12月24日
JNCAPのスコアに不正がない限りは・・・スバルを信じよう!!
低重心だが圧縮比は上げられない『水平対向エンジン』を使い続け、FWDベースのパートタイムAWDに縦置きエンジンを配する『ロスあり構造』を甘受してでもAWDシステムにこだわり続ける『変態メーカー』であるスバルを、他のメーカーの尺度で測ってはダメだと思うんですよ。BMWもメルセデスも、そしてアウディでさえも外注して自社では開発しないAWDシステムを、4種類も独自に開発している『愛すべきメーカー』スバル!!しかもミッションはCVTが主流って・・・もうイミフ。 独自でハイブリッドも開発してましたけど、トヨタのTHSとは比較もできないくらいの数値であっさり廃止されました。燃費を気にする前に水平対向&縦置きをやめろ!!・・・なんですけども、「これは電動ターボだ!!」ってクルマ好きが事実を捻じ曲げてました。
トヨタのTHSが導入されるとかカーメディアが書いてますけど、スバルの設計を考えたら無謀ですよね。THSはユニットがすごいのではなくて、プリウスやアクアに使われるボデーが燃費を出すために最適化されていてすごいわけです。某広島メーカーはTHSを本気で弄って、非プリウスボデーでトヨタよりも効率化してしまったり、回生ブレーキのフィールを完全に変えてしまったりしましたけども、それは横置きエンジンでトラクションが最適化され、トヨタよりも高い剛性の足回りでフリクションを減らしてあるから可能なわけで、(燃費に関しては)ハンデだらけのスバルの設計ではおそらく実現不能なはず・・・。
さすがに熊谷さんはメディアに出てこなくなったな・・・
SUBARU LEVORG[CARTOPMOOK]ニューカー速報熊谷泰典主査インタビュー https://t.co/ruKomZ3zkj @YouTubeさんから
— CARDRIVEGOGO (@cardrive55) 2017年12月24日
マツダも何かあったら、人見さんや前田さんは雲隠れする!? 熊谷さんも堂々と出てきて重いのたけをぶちまければいいと思うけどね。スバルのファンはみんなうっとおしい!!とか、クルマのことわかってないヤツが多すぎる!!とかさ・・・まあ俺もだけど。