CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

無限ループCD その2

  ドライブデートでかければ鉄板の「無限ループCD」を紹介します。1枚目はUnderworldの「Beaucoup Fish」です。これはアンダーワールド作品の中でも随一のドライブ寄りの一枚。もうすでにドライブのマストアイテムにしてるよ〜って人もいるかと思いますが、どんなシチュエーションでも外さないですね。さりげない会話をしながらでも、夜景を楽しみながらでもとてもいい感じですよ。夕暮れから深夜の時間がベスト。一日ドライブしてちょっと疲れてきたかな?という時にかけると威力を発揮します。癒しであると同時に空間をスッキリしたものに変えてくれる瑞々しさというかサッパリ感もあり、それなりに耳に残るインパクトもあるので「不思議な1枚」でもあります。自分は彼女のI-podをつないで一日好きな音楽をかけてあげて楽しんでもらったあとに、さりげなくこの1枚を取り出してプレイしてます。全体的に清潔感がある音なのがポイントです。90年代~00年代にかけてのテクノやハウスにはいくつも名盤があります。しかし多くはアクの強い楽曲があったりで、人によっては嫌悪感やちょっと煩わしいなって感じを抱くかなと思います。そういう心配が一切ないという意味で「奇跡の名盤」と言えると思います。こないだ紹介したUNKLEの『NEVER, NEVER, LAND」もそうですが、「清潔感」あるものこそがドライブには至高だと思います。


  もう1枚はThe STREETSの「computers and blues」です。ストリーツの作品はかなり荒削りなものが多く、ややとっつき難かったりするのですが、これは全編が心地よいミドルテンポに包まれていて、ボーカルスタイルもかなりメロディックに振っていて「英国産エミネム」とかいわれた10年前から大きく変化を遂げています。ある意味エミネムの「like a toy soldier」的な佳曲が多いとも言えますが・・・。前述のアンダーワールドと違い、こちらは全曲ボーカル曲なんですが、黙って聴き込むタイプの歌唱ではなく、ドライブトークを楽しんでいるところに心地よいメロディーと主張しないボーカルが聞こえてくる感じです。でもボーカルスタイルに幅があるので、ループしても全然OKです。さっきのアンダーワールドは30歳前後の人にはかなりなじみのアーティストなのに対して、ストリーツはかなりマニアックな印象かな。音楽にちょっと詳しい彼女とデートならこっちがいいと思います。センスの塊のようなキラメキがありますのでデートの強い武器ですね。自分はかなり好きなアーティストなので、一人でも聴き込んじゃいますが・・・。まあ一時のUKハウスのブームで出てきて、寿命は短いかもって思っていたのが、10年を軽く超えてきました。この人(マイク=スキナー)の成熟にシンクロして奥深いサウンドへと進化しているので、「本物」だったな〜って嬉しく思ってます。この人もUNKLEのジェームズ=ラベルも1979年生まれとかで、大学生のときに知って以来どちらもとても親近感あります。ただストリーツの他のCDはアクが強いのであまりオススメできませんが・・・。