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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

「山岳&高速ツアラー」

  信号のない高速道路や山道を走ることは、ドライブ最大の醍醐味なのですが、これに合ったクルマが日本メーカーからなかなか出てこないのは残念ですね。箱根を楽しむクルマの定番は、今はポルシェになっている感があります(かなりたくさん走ってます)。全体的には、スポーツカー派とSUV派の2つに分かれていて、どちらも日本車が不利な印象で、なんとかここに食い込んでくるクルマを作ってもらいたいです。高速にしろ山道にしろ停止することがほとんどないので、プリウスにとっては全くアドバンテージがありません。ハイブリッド車とまったく逆のベクトルということで、日本メーカーの眼が届かないのかな?せっかくの休日を渋滞の中で過ごしたら、休みがもったいないので、サンデードライバーにとって魅力的なクルマとは「山岳&高速」ツアラーじゃないかと思います。

  普段の生活でクルマが必要な人はもうクルマに乗っているわけで、クルマを持たない人はクルマにメリットが見いだせない人だと思います。日本のメーカーはクルマ離れを防ぐためにと「環境性能(燃費)」ばかりを重視しますが、実際は「環境」をプッシュしていない86が売れたりしているワケです。2L前後の排気量のクルマをごくごく純粋にコンセプトを決めて売れば、よっぽど酷くない限りは確実に売れる。今はそういう段階になってきていると思います。

  少なくとも日本メーカーはアウディTT・ポルシェボクスターVWゴルフ(2Lモデル)の3台にきっちり対抗できるクルマを出す必要があると思います。「アウディTT」は山岳ドライブに適した、小型ボディにハイパワー4WDを備えていて、まさに「箱根マシン」です。ポルシェボクスターは大きめの排気量なのでNAで気持ちよさそうに走っているのをよく見かけます。VWゴルフの2Lターボモデルもハッチバックホイールベースの短さが山道で楽しそうです。「ホットハッチは日本では売れない」と各社考えているようですが、そんなことはないと思いますよ。この「山岳&高速」市場をごっそりドイツ勢に持っていかれてます・・・。VWのup!がそれほど売れなくて日本メーカーは安心してるかもしれないけど、軽く250万はするゴルフが月に1000台売れてる市場を放置するのでしょうか?