CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

最高に仲良くなれるドライブコース

  ドライブデートって事前に考えていたほどには上手くいかなかったりします。夜中だとどこを走ってもスイスイ流れてとても楽しいですが、昼間のドライブの行き先には結構困ってしまいます。昼間はノロノロ走っているエコカーに加えて、明らかにこちらを見ていない危ないクルマもいたりして、それらを完璧に「やり過ごす」ことができないと車内の雰囲気はなかなか盛り上がらないのが辛いところです・・・。

  せっかくBGMを選んだり、洗車したり、車内をキレイにしておいてもその努力が、わけわかんないクルマのクラクション1発で打ち消されてしまったりします(助手席の彼女は気にしないかもしれないけど、運転している側のテンションが・・・)。そういうことが極力ないように全方向に神経を使って走っているつもりなんですが、せっかくの休日のドライブが・・・なんてこともまま起こりますね。

  先日、連れがどうしても長野に行きたいと言うので、1泊でペンションに泊まってきました。あいにくの天気だったので、最高のドライブ日和とは行きませんでしたが、平日の長野路は市の中心部でなければ混雑もなく、都市間の幹線道路は信号もほとんどなくドライブには最高の場所でした。白馬〜長野間の国道406号線から県道86号線で篠ノ井市に抜けて、さらに国道403号線で松本へというルートは高低差もあり絶景スポットが次々に現れる素晴らしいルートでした。

  さらに長野から関東へ帰るルートは複数あって、平日なので中央道の小仏トンネル渋滞の心配はなかったのですが、ETC割引が利かない昼間なので思い切って下道で帰ることにしました。松本市内から東京都西部まで中央道の混雑なしで約2時間ですが、下道でも4時間程度で帰ることができます。下道ルートとしては南から国道20号ルート(八王子)・国道299号ルート(飯能)・国道254号ルート(川越)・国道18号(高崎)の4本があります。この4本の中でも最も標高が高い地点を通るのが関東甲信越でナンバー1の「酷道」との呼び声が高い299号線です。

  実際に通ってみると、車幅1860mm級のクルマでも通行困難なところはまったく無く、さすが「国道」というべき道路幅を持っています。場所によっては行き違いが困難な箇所もありますが、佐久穂町から上野村へ抜ける十石峠は1時間あまりの時間で対抗車は1台もいませんでした。

  十石峠に差し掛かる手前から凄い霧に包まれてしまいノロノロ運転を余儀なくされましたが、白いモヤの向こうには野生動物がたくさんいて、無料のサファリパークに来たみたいでした。あまりの霧の濃さに助手席に居た彼女の表情には不安の色が・・・。これ以上霧が濃くなったら「遭難」してしまいそうです。十石峠を超えるとそれに追い打ちを掛けるように、突然前を柵が塞いでいて、落石防止の工事をしているので迂回せよという看板! 一瞬今来た道をもどらなきゃいけないの?と思ったのですが、ナビにもドライブマップにも載っていない立派な林道ができていて、これが迂回路どころか小海からくる道路につながるショートカットになっていて一安心でした・・・。

  さらに群馬〜埼玉間の峠越えも霧が掛かっていましたが、こちらはセンターラインがハッキリ引いてある優良ワインディングロードなので、そんなに速度を落とさず走ることができました。ノロノロ運転を含めて松本〜東京西部を約4時間のドキドキドライブでした。また国道299号線で軽井沢でも行ってみたいと思います。ドキドキ感いっぱいでBGMなんてなくても彼女との距離が縮まりますよ!