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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ニューモデルマガジンX 「今時メルセデス買うヤツはバカ」

  ニューモデルマガジンXという月刊誌による「メルセデス叩き」がなかなか酷いことになってます・・・というか完全に度を超えています(読者が違和感を覚えるレベル)。どうやら・・・これは「ステマ」じゃないのか?どっかからまとまったカネが流入している模様です。

  メルセデスが日本で展開しているラインナップは、200万円のスマートから300万円を下回るA180といった廉価なモデルから、1500万円を越えるAMGモデルまで多岐にわたります。ラインナップによるユーザー層のカバー範囲は、もはやマツダやスバルといった中型車メーカーなどを大きく上回っていて、対抗するレクサスやBMWなどよりも、様々なタイプの高級車を提供する、日本最大の「プレミアムカーコンツェルン・ブランド」です。そんな偉大なるブランドを「最近のメルセデスは〜・・・」であっさりと済ませてしまう神経はちょっと理解できないですね。

  まあこの雑誌が言いたいことはわからないでもないです。「昔のメルセデスは良かった!」「W124なんて他社のエンジニアが脱帽するほどの出来だった!!!」・・・そりゃそうでしょうね。そんなことは10年くらい前に福野さんが著書の中で明かしていましたよ。それを今になって蒸し返してメルセデスを批判する必要が何であるのだろう!?

  そもそもメルセデスは、走りにこだわりを見せるクルマ好きの為のブランドなどではないです。あの内装を見ただけでも、クルマに興味が無いユーザーにどれだけウケるように!と考えて設計されていることが明白です。もはや自動車ライターが従来の切り口で関与をすると大事故を起こしてしまうブランドといってもいいかもしれません。自動車ライターという生き物は「井の中の蛙」です。メーカーもユーザーももはやまともに相手にしていません。メルセデスも自動車ライターの視点を意識したクルマ作りなんて興味はなく、もっぱらお金持ちのユーザーの為にあれこれ考えて新しいクルマを作っていますから、最終的には実際にお金を払う人間が評価したらいいんじゃないですか? そしてお金持ちはニューモデルマガジンXなんて読みませんから・・・つまり書くだけ無駄。

  「メルセデスベンツは尊敬よりお金が欲しいようだ」・・・とライターがしょうもない事を吐き捨てていますが、そもそも自動車ライターの「尊敬」ほど厄介なものは無いですよ。日本市場では全く売れなかったけど、ライターどもが口を揃えて絶賛していたフォードはいつしか日本からの撤退を決めてしまいました。ライターにいくら尊敬されたところで、売り上げが立たなければ全く意味がない!!!メルセデスがライターの尊敬よりもお金を欲しがるのは、ナンバー輸入車ブランドとして当然の判断じゃないですかね? ユーザーを惹き付けるクルマを用意しているメルセデスに、ライターどもがどんなに汚い言葉を浴びせて、いくら叩いたところでビクともしないと思います。なんといってもライターから評判が異常に悪い「クラウン」と「Cクラス」が中型以上のセダンでは日本で1位2位の販売を誇っていますから・・・。さてライター連中がやたらと絶賛したジャガーXEはどうなったの?・・・ジャガーにしてみたらとんでもない疫病神を抱えてしまったようです。

  そして「メルセデスがダメになった原因はレクサス」・・・これは一体誰が言い出したんでしょうか!?日本のライター連中が作り出した最も忌まわしい表現です。10年前の福野さんの本にも書いてありましたし、今月号のニューモデルマガジンXにも同じことが書いてありました。・・・え!?これは内容の盗作じゃないのか? 前から薄々は感じていたんですよね。この「覆面座談会」はクルマ書籍の内容を引っ張り出してまとめただけの詐欺企画なんだろうな・・・ってことです。まあ100歩譲って福野さんが編集に関わっているならばいいですけども、どうやら圧倒的に文章のセンスが無いですから、全く違う人間が専門家を装って書いているのだと思われます。もうこの雑誌も廃刊でいいよ・・・日本の恥だ。

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