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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ボルボV40 VS フォードフォーカス

  去年あたりから輸入車ハッチバックモデルが日本に大量流入していて、輸入車の販売を去年より1割上回る水準に引き上げているそうだ(国産は1割ほど前年割れ・・・)。数字だけみると「輸入車志向」とも見てとれるが、実際のところはバブル期以来の中古車がネタ切れ(状態のいいものが少ない)になってきて輸入車ユーザーが仕方なく欧州ハッチバックへ乗り換えているだけではという気がします。国産は大手のホンダが大きく数字を落としているだけで(売れないというより売らない)、スバルなんか前年を7割も上回っている(インプレッサが牽引)!マツダも台数は去年並みだが去年1月はデミオアクセラ中心だったが、今年1月はCX-5アテンザが堂々の主力で利益率は大幅に改善している。一時期のエコでコンパクトなクルマのブームから徐々に変化して、北米でヒットするようなクオリティカーが日本でもよく売れるようになってきた(ようだ)。

  そんな日本市場の成熟を感じ取ってか、絶妙な価格設定の輸入車が相次いで発売されている。日本勢の代表格のインプレッサが乗り出し価格で1.6Lで200万円、2.0Lで250万円くらいはかかるので、これと同等の性能で300万円を切る輸入車なら下取りを考えると割安感すらある(さすがはお金を持っている人の消費行動は堅実だ)。ボルボV40はベルギー製で1.6Lターボ搭載で269万円〜(乗り出しは300万くらい)だ。インプレッサの2LのNAと比べてもパワーは上回っている(燃費は不明、同じくらいかな)ので、割高感はないしボルボも相当に力が入っているようだ。アイサイトのような自動ブレーキ装備も標準だし(インプは2Lのみしか付かない)、ディーラーさえ不便じゃなければ相当いい勝負になりそうだ。

  一方でフォードフォーカスはタイ製で2LのNA装備で293万円〜(乗り出しは330万円くらい)だ。十分な排気量のNAエンジンと広めの車幅(1810mm)でおそらく一番の実力車だと思われる(早く乗ってみたい)。一連の輸入車ハッチバックはほとんどがターボ車なので、静粛性やトルクの滑らかな出方などは圧倒的に有利だ。ただフォードブランドがまだまだ日本では十分にその実力を理解されていない部分があるので、下取りを考えると、ちょっと割高な気もする(デザインもちょっと地味かな・・・)。


ボルボV40の低価格がどれだけ浸透するのか。BMWアウディの同クラスに比べれば高性能で良いクルマですが・・・。