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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

BMWの『価値創造力』は非常に高いことが判明。

自動車の未来はBMWが救う!?


BMW』と『アルファロメオ』はシェア拡大を狙ってラインナップ充実作戦を展開すると予告していて、8シリーズ/Z4やジュリア/ステルヴィオはまだまだ序の口だそうで、これから消耗戦必至な『じゃんけん大会」が果てし無く続くらしい。どちらも強力な「ケツ持ち」が控えているのでなかなか強気になっているようです。

BMWアルファロメオをわざわざ選んで買う人ってのは、世間一般で見れば『変人』だと思うんですけども、そんなギーク達をその気にさせてしまう『仕掛け』がどちらにもあるんでしょうね。1990年代にはどちらも市販車レベルでは相当に評判が良い「エンジン屋」でしたが、今売っているモデルのエンジンのほとんとはその時代とは真逆の「のろま」だったりしてエンジンにはあまり期待できない(開発できない)ブランドに成り下がってしまいました。しかしそんな「のろま」にアレコレと理由をつけて、世界最高の技術と取り繕って(偽って)しまうのがギークのトレンドらしい。理系の愛車。

そんなBMWからX7という新しいフルサイズSUVが登場した。BMWのラインナップにおいてここ数年のベストモデルは4シリーズ・グランクーペだと思っているので、そのベストからはだいぶ飛距離があるチャレンジ精神溢れるモデルの登場に敬意を表したいけども、ブランドの「重心」がデカイ&ラグジュアリーなSUVへと移ってしまっているのか!?という事実にちょっと寂しい想いも・・・。


BMWが切り開いてきた20年だったかも

しかしBMWの経営の将来を考えたら、いつまでもヤンチャで通用するモデルを作っているわけにもいかないですよね。この半年ぐらいの日本、イギリス、アメリカのカーメディアはシビックtypeRで埋め尽くされていましたけども、400万円そこそこのスポーツカーとガチンコ勝負したところでBMWにとっては何の得にもならないですし。1500万円もするGTカーを世界で最も多く売っているメーカーが、ホンダやルノーと「対等」に争っていても不毛。その市場を制圧する為にMINIがあるわけで・・・。

ホンダやルノーといった元気がいいブランドとの対立を避けて、やや変調気味のポルシェ・カイエンや、頑張っているけど経営母体がやや小粒!?なランドローバーを狙い撃ちにした方が、利幅も大きいし市場の拡大も期待できるし、何より敗戦のリスクは少ない。400万円のtypeRや、300万円のルーテシアRSに勝つなんて無理ゲーだろ。



新技術は全てBMWOEMして売ればいい!?

そもそもBMWは自らのブランド価値がよくわかっていると思います。現在アメリカで大流行のSUV市場ですが、トヨタがカムリをベースに初代ハリアーを投入してから20年。大きな変化をもたらしたのは「BMW」というエンジンで鳴らすドイツの名門が、アメリカ市場のためにSUVを作った!!って辺りにありました。BMWが動けば、世界は動くんですよ。日本市場でのディーゼル市場に火をつけたのも2012年のBMWマツダは当初はアテンザアクセラディーゼルに関しては日本に投入する予定はなかったとか。まさかデミオまで・・・。

そしてかなり時期尚早気味にi8とi3の2台のEVを日本に持ってきたのもBMWでした。ここから一気にリーフの販売が上向いたようで、旧型の末期がそこそこ売れ始め、新型リーフではまるで日本のベストセラーカーがFMCしました!!と言わんばかりの大プロモーションが展開されました。(・・・と思ったらまさかの事態)


とにかくBMWが何か『新しい』ことを始めたら市場は確実に動くってことが実証されつつあるので、日本の自動車産業は一体となってBMWを取り込んで、燃料電池車(FCV)でも作らせたらいいと思うんです。BMWのFCVとか出てきて、デザインがi8みたいだったら、アメリカも中国も無視しないでしょう。MIRAIやクラリティだけでは・・・。


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