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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

BMWが『ゴミ』な10の理由

BMWの最大のライバルはスバルです!!ってことなら何の文句もないです。あるいはプリウスみたいな『日本スペシャル』を作っているんです!!というなら、そこそこ頑張っているんじゃないでしょうか!?待望のトヨタTHSを搭載したPHVを完成させ、日本のベストバイを目指して新たな第一歩を印した新世代BMWは応援したい気持ちもあります。

ただし・・・新しいBMWは!!正確にいうとE90系やE60系からのBMWは!!完全に狂ったブランドに成り果ててしまった。おそらくE39系M5が最後の『本物』で、それ以降のBMW車は『OCTANE』に取り上げられることもないでしょうし、そこで度々特集されるフェラーリやポルシェとは根本的に違うブランドに成り下がった・・・という欧州市場の率直な意見を、まだまだ受け入れられない日本のファンに非情な宣告をしたいと思います。

1、『L7シャシー』で全てが終わった。
BMWが採用しているプラットフォームは非常に少ないです。料金表には膨大な数のグレードが記されているけど、中身は大体同じです。ご存知のようにFFモデルはMINIのシャシーを使っていて、元々はホンダとローバーが合弁して作ったシビック(EK型の次のダメなやつ)の設計をBMWがカネで買い取って改良を加えたものです。元々はホンダだけあってブレーキはよく効きますよ!!そしてBMWの上級モデルとして知られる、5~7シリーズには、先代モデルまで『L6』というシャシーが使われていました。さらにX5とX6に使われるクロカンのラダーフレームシャシーも、カネでランドローバーからむしり取った設計をそのまま使っています。EVのi8とi3にはそれぞれ専用の設計が用意されています。

そしてそれ以外のモデルに広く汎用されているのが『L7シャシー』です。FR設計だった頃のX1やX3、X4、1〜4シリーズに使われています。どう表現していいかわかりませんが、誰が言い出したのかわかりませんが、割りと的確だなーと思うのが『BMWゆとり世代』ってヤツ。乗ってみるとすぐに気づくのですが、『これがBMWですか!?』ってくらいに拍子抜けします。このシャシーだったら直6ターボでもダメだな・・・ってわかる人ならすぐにわかるはず。日本向けのF30系に直6がなかったのもうなづける。これじゃお金取れないよー。スポーティさが薄い。FRらしさも薄い。高級感もない。・・・存在意義が見えない。ただただブリリアンス、ロスリンの現法、マグナシュタイアーなどが余計な投資なしで製造できることを考慮した設計なんだと思います(そんなクソ設計が日本で通用するはずない)。

2、ユニット全部が終わってる。
BMWが好きなやつがいたら、オススメのエンジンは?って訊いてみたらいいと思いますよ。まあマトモな人なら苦い顔してやっぱりN53(絶版)かなとか言うはず。ヤケクソ気味にS55(M3/M4)を挙げる人もいるかも。よっぽど古い中古モデルか、現行だと1000万円を超えるモデルじゃないと、まずマトモなエンジンは載ってないです。かなり神格化されてしまっている『ストレート6』ですが、N55なんて全然高まらないですよ!!ロング過ぎて回らない。しかも無理に回そうともしていない。何で開き直っているのかもわからない。

3、タコメーターがダミー。
これは相当前のモデルから言われていたのですが、ターボ化によって一気にエンスー度が下がったユニットへの対応策として、タコメーター(回転数メーター)を弄っていることが指摘されています。一部の愚鈍な評論家連中は、最近のBMW車のレビューにおいては、一通りZF8HPというトルコンATミッションのシフトチェンジの速さを褒めるのが当たり前になっていますが(ほかに褒めることはないのか!?)、実はあの素早いシフトチェンジはメーターが作りだす錯覚で、どう考えても物理的にシフトチェンジが終了していないタイミングで、タコメーターを動かすストラテジーが作動するようになっているのです。これは酷い話だ・・・作る側もバカだけど、レビューするやつも買うやつもみんな同類。もっと車のこと勉強しよう!!

4、ZF-8HPがマジで使えない。
ジャガーアストンマーティンアルファロメオなどFR車でもミッションを社外/系列外へとアウトソーシングするブランドが増えてきました。あのマツダロードスターのATをアイシンAWから買うようになったなー。スポーツカーはともかく、高級車を名乗るサルーンを作るならば、縦置きの2ペダルミッションくらいは自製すべきじゃないの? ジャガーアストンマーティンアルファロメオは高級車ブランドというよりも、イギリスやイタリアのマイクロファクトリー的な佇まいなので、主要部品の外注も致し方ないとは思いますが、BMWは・・・。何でそこにこだわるか!?なんて愚問です。高級サルーンの価値はミッションで決まるからだよ!!

レクサスが北米でナンバー1になれたのはアイシンAWのおかげ。メルセデスがいまの地位を維持しているのも『秘伝』の縦置きユニットを維持しているから!!日産(インフィニティ)が北米で躍進したのも傘下のジャトコが頑張っているから。ヒュンダイやキアもヒュンダイパワーテック製にしてから北米で売れるようになってきました。フォードとGMも合弁で専用のミッションサプライヤーを設立しています。高級サルーンってそういうものじゃないの!?BMWとZFのコンビにあるみたいに、出足でウンともスンとも言わない白けた瞬間なんて絶対にあってはいけない。アルトのASGだってもっとマトモに動くけどなー。

他にも
5、車体製造技術が日本で販売するレベルに達していない
6、高性能車とはとても呼べないレベルの制動力
7、レザーシートの質感が日本で販売するレベルに達していない
8、ランフラットの雑な乗り味を処理できていない
9、ステアリングフィールが日本の速度域ではほぼピンボケ状態
10、コラム周りのレバー類の質感が失笑レベル。ガチって音するし・・・
などありますけど、あんまり真面目に書いてたら単なるいじめになってしまうのでこの辺にして置きます。BMWにはぜひ改善を期待します。

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