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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

トヨタとスズキはまだ禊が済んでいない・・・。

去年の12月に起こった怪しい出来事

  早いもので、もう12月ですねー。そーいえば去年の今頃は、国内メーカーでちょっとした怪しい動きがありましたっけ。2016年の12月にトヨタC-HRとスズキ・スイフトというどちらも月に5000~10000台は売り上げる人気モデルが相次いで発売されました。気になったのは、暮れも押し迫ってディーラーも休む時期になんでそんなに急いで発売するのかな!?ってことです。ちょっとアレだな〜、いやおそらくアレに決まっている・・・なんて思ったわけですよ。

  もしかしたら気のせいかもしれないですけど、この2台に搭載されている『ダウンサイジング・ターボエンジン』においてなんらかの都合があったんじゃないか!?と思っています。この両メーカーに関しては一般メディアもカーメディアもダンマリですし、VWと違って真相は全く闇の中なんで下手な断定はできないですけども、スイフトに使われている1.0Lターボも、C-HRに使われている1.2Lターボも、2017年以降に発売されたモデルではなぜか一切使われていない。スズキやトヨタでは複数の車種にエンジンを使い回すのがデフォなので、これは明らかに『理由』があるはず。

日本から消える予定の1Lターボが復活した!?

  もしこの「1.0Lターボ」がスズキ自慢のユニットだとするならば、ソリオやイグニスにもこのユニットを使ったスポーティなグレードが設定されても良さそうですけどね。インド生産のバレーノと、日本生産のスイフトだけに使われて『お蔵入り』ですか!? インド市場や中国市場ではスズキの主力エンジンとして新型車にどんどん投入されているようですが、日本ではもう二度と出てこなくなりそうですね。おそらく排ガスになんらかの問題を抱えているはずです。そう思っていたら、スズキは東京MSで公開されたハスラーを普通車サイズに拡大したクロスビーで1.0Lターボが復活するらしい。そんなバカな!?やっぱりそうですよね。やはりマイルドハイブリッドが追加されるらしい・・・。

VWの問題を摘発したウエスバージニア大学のテストでは、VWディーゼルはほぼ全ての実用域でアウト。BMWディーゼルも上り坂や発進時には規制値を超えるNOxが出たらしいです。ディーゼルもガソリンも発進時に大きなトルクが要求される際に、NOxが出るので、そこをモーターでアシストするという単純な解決法がスズキでは採用され、これで2017年に新しくなった日本の排ガス規制をクリアしてきたようです。

『違法ではない』で結構だが、ユーザーは黙っていない・・・


「1.5Lクラスの出力」「1.2Lクラスの燃費」と都合のいいことを言ってますけども、直3の1.0Lにターボチャージャーとマイルドハイブリッドの『ツインチャージャー』なんて豪華なトッピングを使う意味はなんなんだー!?しかも燃費仕様とは思えないトルコン6ATの組み合わせらしい。果たして現在も販売が継続されているバレーノとスイフトのターボエンジンは、どの程度の環境基準を達成できているのか、スズキ自ら示す必要がある気がしますけどね。

ホンダもスバルも欧州でディーゼルエンジンを運用していたけども、日本の2017年規制にはとても適合できないとして、あっさりと導入を見送ったのに対して、スズキとトヨタは利益を追求するために、環境基準を満たさないと知った上で、2016年中に無理やり発売したのではないか!?そして今回の1.0Tマイルドハイブリッド化の意図を考えると、利益優先の経営姿勢と思われても仕方ない状況証拠が揃ってしまっていますが・・・新たに認証を取って発売できないくらいなら、スイフト、バレーのの1.0Lターボの販売は断念した方がいいのでは。

ホンダは日本のことを考えている!?

ホンダも1.0Lターボを欧州のシビックなどで実用化していますが、日本には持ってこないのにはワケがあるんだと思います。岩貞るみこ とかいうライターは、欧州向けシビックの1.0Lターボの方がハイテクで良さそう!!とか呑気なこと書いてましたけどねー。日本に持って来ることができないエンジンがハイテクなわけがない。中国市場ならいくらでも売れるけど、日本の排出基準は厳しいのでクリアできない。それでもギリギリのタイミングで販売を間に合わせてくる、スズキやトヨタの執念から考えて、このエンジンを一定以上の台数売れるクルマに使うことは非常に魅力的で、確実に貢献利益が上がるのだと思われます。もしシビックの日本発売が1年早ければホンダも日本に1.0Lターボを入れていたかも!?

何も見抜けていない清水和夫は偉そうにするな

トヨタもオーリスに最初に投入された1.2Lターボを、2016年末にC-HRに投入して以来、日本市場には1.2Lターボの新型車は出てこないです。オーリスに1.2Tが設定された時に、カーメディア(清水和夫氏)は『やっとトヨタもダウンサイジングターボへ舵を切った』とか褒めてましたけども、トヨタが1.2Tを投入する意図の先にあったのは、グローバル市場向けではなくて、中国市場での利益だったようですけどねー。

1.2Tの本家であったVWは、すでに数年前の日本での某政府系機関のテストの段階で、2017年規制に適応するのは不可能と言われていました。現行のゴルフ/ポロにまだ使われている1.2Tは、NOxのグロス値で、2017年規制値のおよそ10倍に達しています。このデタラメなエンジンは、アウディQ2からも除外され、今年いっぱいで姿を消すようです。2012年当時にこのダウンサイジングターボを絶賛していた、清水和夫さんが、2015年頃にVWの排ガス問題について偉そうにコメントしている記事には笑ってしまいましたね・・・ダメだーメーカーもライターもどっちも腐ってやがる。


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