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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ニューヨークMSは、日本車の祭典!?

  東京よりも上海、ジュネーブよりもニューヨーク・・・もうこれはアベノミクスでも止めようがないトレンドみたいですね。国内外の各メーカーの新車発表の場がより成長力のある市場へと移っていきます。東京MSはもはや各ブランドの日本市場への忠誠心を試す場でしかなくなってますね。ちなみに日本市場への愛情をしっかりと示したブランドは「BMWマツダ」だったかな。閑古鳥が無く東京に代わって大いに盛り上がっているという「上海」にはフランス・イタリア・アメリカのメーカーを中心に大挙して集まっていて(日本には来ない連中)、ドイツと日本メーカーは「ニューヨーク」を目指しているように感じます。

  いよいよ始まるニューヨークMSでは、日本メーカーの「オールスター」といった陣容が、大規模マイナーやグレード追加を次々に発表すると予告しています。各メーカーともに日本より先にアメリカで販売するつもりなんでしょうね・・・。トヨタからは「86」のビッグマイナーと、「プリウス」のデザイン違いのモデルが発表になるそうです。86は、「ターボ化しろ!」「車高が低くてパワーが出せないから無理!」の問答が発売から4年たっても何ら結論には至っていないようで、一応メカチューンで5psだけ増やしたとリークされていました。5psとか10psとかまるでどっかの「ゴルフGTI」みたいな馬力の「小出し戦術」ですね(ユーザーから嫌われるやり方だと思うけど)。

  プリウスのデザイン違いは日本でもぜひ発売して欲しいところです。新型プリウスはカタログの中で2次元に見る限りは良さそうですし、至近距離で眺める限りは質感もよくなかなかの出来映えなのですけども、街中で見かけるとなんとも残念な感じになってしまいます。どうも冴えない・・・。予告された新しいデザインに期待が膨らみましたが、ニューヨークMSが開幕してさっそく明らかになりましたが、あれれ!?蓋を開けてみると、今回発表されたプリウスPHVはあのやたらと「黒い」トヨタ顏をそのままプリウスに移植した感じですね・・・。

  日産からはGT−Rのビッグマイナーチェンジが予告されたティザーが公開されてます!極限の速さを追求するコンセプトの「GT-RNISMO」が置かれるようになってから、ベースモデルは日常的な利用に配慮した設計になっていて、インテリアオプションの拡充で「自分だけのGT-R」が作れるようになってます。Sクラスを駆逐したと言われるレクサスLSのように、「AMG」を越えた「ウルトラ・GTカー」として華やかなシルエットで夜の街を颯爽と駆け抜けてますね。それにしてもさすがは中村史郎氏監修!10年前のデザインなのにまったく風化しないですね!マイナーチェンジでそのエクステリアに手が加えられることになりそうですが、どうなるのか?楽しみではあります。

  マツダからは「リトラクタブル・ハードトップ」のロードスターが発表されました! これです!これこそマツダのアイディアの力〜! 「RX8の観音開きドア」以来の衝撃で思わず戦慄が走りました!これならばクルマへの興味がやや減退気味、あるいは休眠中の人までも十分に叩き起こせるモデルだと思いますけどね。日本でも発売されたら「これ欲しい!」と販売店に人が押し寄せるんじゃないですか。なにやら変に確信めいた感じになってますけど、ここまでデザインだけで惹き(インパクト)があるスポーツカーは・・・記憶にある限りでは日産のフェアレディZ33以来じゃないでしょうか。マツダが主張するように、ルーフクローズ時のサイドのシルエットがもの凄くいい!全長4mしかないとは思えないくらいによくまとまってます!アテンザのような実にキレイなシルエット!このクルマを手に入れたら、アウディTTやポルシェボクスターの隣りに停めて見比べてみたいですね。

  ホンダからは日本市場への投入も検討されているという「シビックハッチバック」のプロトタイプが出てきました!Cセグのハッチバックといえば、メルセデスのスーパーデザイナー・ゴードン=ワーグナー出世作である現行「Aクラス」が近年では目立った一台ですが、新しいシビックもAクラス以来の新しいトレンドを作れるような気合いの入ったデザインになりました!フロントを中心にぱっと見ただけでは「スバル・インプレッサスポーツ」に似てますけども、このクラスには珍しくリアを大胆に彫ってきました。これまでメルセデスBMWアウディVWとドイツ車Cセグのリアはどれも素っ気ないくらいにシンプルで、トヨタ・ヴィッツのようにあまり見栄えがしないものなので、Cセグユーザーには「どれも物足りない」という意見もあったと思います。ちょっと話題になったアクセラスポーツもリアに関してはそれほど目立ったモーションは無いです。

  Cセグのリアといえばアルファロメオジュリエッタでしょうか・・・そしてそれを真似たはずのトヨタ・オーリスは大失敗しましたけど。シビックはホンダの「ロボットフェイス」を受けたような近未来志向なのでアルファロメオとは派手さとはかなり方向性が違います。この「近未来志向」のリアデザインがなかなかの曲者で、1990年代の日本車がもっとも贅沢だったころにスポーティなモデルを中心にメーカー横断的に流行した「リアコンビライト一体型」のデザインのオマージュになっています。見る人によって思い出す車両は変わるでしょうけども、フェアレディZ32、スープラNSXGTO・・・果ては同時期のシボレー・コルベットも。クルマ好きならば一目みてとても嬉しい気分になるリアデザインだと思います!これはぜひぜひ日本にウェルカムですね!

86に、GT-Rに、ロードスターに、シビック・・・どっかの漫画の主要車種が見事に揃いましたね
欲しいクルマが一気に増えそうな充実のニューヨークMSになりそうです。

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