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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

スバルR1と日産リーフの不思議な存在感

  セダン、ミニバン、SUV、コンパクト・・・日本メーカーのクルマ作りが変わったと言われるようになりましたが、また再び各メーカーが似たり寄ったりのモデルを作る時代に巻き戻った感があります。どんなクルマでも発売当初はそれなりにデザイン上の「大胆さ」を持っているのですが、そのキャラクターの賞味期限が恐ろしく短いクルマが多い気がします。最近では街で見かけても「古臭い・・・」としか思わなくなったト◯タ・新型ハ◯アーのデザインの劣化ぷりには驚かされましたね(最初はカッコいいと思いましたよ!)。まだ発売から1年しか経ってないのですけど・・・。

  まあSUVはデザインに優れているというだけで特別な地位に置かれることはまず無いことです。スズキ・ジムニートヨタ・ランドクルーザーのように、長く親しまれるようになって代を重ねていくことでSUVとしてのブランドが確立されて、そのモデルの往年の姿がそのまま理想のSUVデザインになっていくものだと思います。そんなSUVの伝統をぶち壊すかのように、大小さまざまなSUVが国内外のメーカーから発売されています。日本市場における分析によると、ミニバンの代替需要としてSUVが人気になっているのだそうですが、まだミニバンの方が機能美を誇っていて美しいのでは?という気もしないでもないです。

  ミニバン、SUV、コンパクトカーが今後も長らく日本の普通車市場を支配し続けるボディタイプになりそうです。まあ地域によって違いがあるでしょうが、街中走っていて商用車以外の普通車の9割以上がこの3種のどれかになっている気がします(プリウスを除くと・・・)。その他のセダン・ワゴン(ハッチバック)・クーペ・スポーツカーは街で見かける度にやっぱり華があると思います。この「マイナーな」のボディタイプのクルマはブランドによってはかなりの割高感があったりするので、有名ブランドを中心に販売の割合が落ち込んでいるようです。なんかしょうもない一般論になっているのでこの辺で話を元に戻します。

  「真剣にクルマを作って、それを3代に渡って売れば、ブランドが出来る」というのが、最近の自動車ライター連中が好む決まり文句みたいですね。けれどもそういう売り方をしているB◯W3◯リーズが実際に人々が憧れるようなブランド価値を持っているか?というとやや疑問が残ります。東京郊外の武蔵野市〜日野市辺りまでこのクルマはかなりの頻度で見かけます。まあお買い物に使うクルマとしては上等だと思います。それでも間違っても23区に足を踏み入れてはいけない(環状7号の内側に入ってはいけない!)と思ってしまう「微妙感」がぷんぷんと漂っています。クルマ自体は至って軽快でゴキゲンなモデルなのですが、いくらなんでも大都会の真ん中を走るには勇気が要ります・・・。

  マ◯ダ・ア◯ンザも3代目を数えて、理論上はいよいよ「ブランド」が確立しつつあるのかも知れません。ところがティアナでもカムリでもなんでもいいや・・・といった汎用コンセプトに呑まれてしまった感があります。発売から2年経ってまだまだ「よし!ア◯ンザの赤を買おう!」って意気込んでいる人もいるかもしれませんが、何か今更じゃない?とツッコミを入れてあげたい感じがします。さすがは「デザインのマツダ」だけあって、ぜんぜん飽きがこない良いデザインになっているとは思います。ただしデザインばかりがクルマの価値ではないですし、むしろそれ以外(内装など)のチャラい高級感演出に違和感があったりします。

  カーグラフィックでア◯ンザの長期テストを連載している渡◯慎◯郎とかいうライターが、今度行われるMCでの内装変更を大歓迎してました。センターコンソールにダイヤルが付けば何でも高級みたいな、馬鹿っぽいことを平気で書いててイラっとしました。そもそもこの方は、この連載の当初から一貫して上から目線でタラタラとどうでもいいことを書いてます。ツマラナイならツマラナイってハッキリ書けばいいじゃん! 結局のところマ◯ダが輸入車ブランドをお手本にイメージアップを目指している姿勢だけを評価しているのだと思います(おそらくドイツ車が好きだから!)。マ◯ダの安易なドイツブランドへの迎合にイライラしているマ◯ダファンからしてみたら、毎月とりあえずマ◯ダだからと渡◯のレビューを読んでみると、なんだかムカムカして気分がとっても悪くなります。

  話は変わりますが、街中で突如としてポルシェ911が現れたら、やっぱりおお!って思います。996、997、991のどれであってもカッコいいです。ボクスターやケイマンでもやっぱり同じです。ただしカイエンは何とも思わないですけど・・・。B◯Wやマ◯ダがいくら頑張って中型セダンを作り続けても、ポルシェのように注目を集める存在にはなれそうにありません。B◯Wもマ◯ダもマジメに3代以上に渡って中型セダンに誇りを持って作ってきましたが、果たしてこれが価値あるブランドと呼べるのか?あまり自信がありません。片や多摩地区でありふれていて完全に見飽きられるダメダメオーラを出していて、もう一方は渡◯とかいうセンスの欠片もないライターに完全に馬鹿にされています。

  3代作り続けた伝統にそれほど大きな意味なんて無いんじゃないのか?という気がします。そんなものが無くても立派にオーラを放っているクルマもあります。例えば国立市付近を走っていると日産リーフが結構な頻度で登場します。見ているとなかなか味があるデザインしています。渡◯みたいなライターの手にかかれば、リーフのデザインはケチョンケチョンに貶されるのかもしれないですが、価格なんて関係なしにB◯W i3を買うくらいならリーフに乗りたいなと思います。B◯Wi3もいいデザインですが、少々子供っぽい気がします。ダ◯ハツコ◯ンみたいな恥ずかしさが付随しています。伝統などではなく・・・必要なのは「知性」じゃないか?と思うのです。

  軽自動車だってオーラを発しているクルマがあります。スバルR1を気持ち良さそうに走らせる愛好家を近所で度々見かけます。後ろから走りをみていると完全に軽自動車の走りじゃないんですよね。軽自動車の型式には相当に疎いので、実車が走るのを見て衝撃を受けてから調べたのですが、4輪ともに独立担荷式のサス(ストラット)を使っているみたいで、後輪サスが他の軽自動車とは全く違う動きをしています。日本車ではトールワゴンの軽からアルファードまで、車軸担荷式(トーションビーム)が主流ですから、後ろからみているとリアゲート上屋がゆさゆさと揺れます。「揺れない軽自動車」というだけでなかなか凄みが・・・。スバルはもうちょっと粘っても良かった気がします。

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