CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

車内で流すとクルマの性能がアップする”歌姫”。

車内BGMってとても不思議なもので、ラジオでふとかかる曲で突如クルマのパフォーマンスが良くなった?と錯覚するような経験ってないですか。とくに女性アーティストの曲にはそういう魔力を秘めた曲が多いような気がします。まあいろいろ試してみると面白いと思いますが、この曲は相当な威力を持っているのではという5曲を紹介したいと思います。

フィオナ・アップル「LOVE RIDDEN」
アクセル全開度★☆☆☆☆

楽しくなるというよりも「癒し」の曲ですね。失恋の曲らしいのですが、スピーカーからこの曲がかかると、まるで自分のクルマが超高級車になったかのような錯覚がして、いつもキビキビのハンドリングも心無しかシットリとしてきて、窓に映る景色(車窓?)がセピア色に染まり出し、やがて全てがスローモーションに感じてきて・・・これぞ高級車。魔力を秘めたBGMはクルマの乗り味すらも大きく変えてくれます。1990年代の終わりに彗星の如く出現した天才シンガーソングライターで、椎名林檎が余すとこなくパクっているので、日本人の耳にもとても馴染んで聴こえます。そういう意味ではドライブデートでも大活躍してくれますし、椎名林檎に影響を与えた!なんて説明してあげれば、なかなか知的に見られますよ。


ビヨンセ「HALO」
アクセル全開度★★☆☆☆

ダンスミュージックのイメージがあるスーパーヒロインなんですが、この曲は”ホーリー”な世界観を歌い上げるバラード。それでもアメリカンスターらしいみなぎるパワーに溢れていて、ちょっと大げさなんですけど、クルマが空を飛んでいってしまうかのような高揚感は、残念ながら日本のアーティストでは真似できないですね。雲を突き抜けて地平線をはるか下に見ながらどこまでも走っていけそうな気がします(もはやクルマじゃないな)。ちょっと霧がかかった幻想的な風景の中をこれ聴きながらドライブなんて想像しちゃいます・・・ちょっとステレオタイプ過ぎる点が気になりますが。


宇多田ヒカルTraveling
アクセル全開度★★★☆☆

言わずとしれたドライブデートの名曲。これを載せていないクルマはデートカー失格!は言い過ぎかもしれないですけど、とりあえずこれだけたくさんの人に知られている名曲なので、初めてのデートで夜の首都高なんてシチュエーションなら迷わずこれを流せば、すぐに車内の空気は和みます。そしてなんだかロマンティックな感じにもなって、あとは車内が清潔でエアコンフィルターから変な匂いもせず、いい感じのカーコロンが使えてれば・・・まあとりあえず上手くいくでしょう!


竹澤汀(たけざわみぎわ)「東京タワー」
アクセル全開度★★★★☆

まだあまり有名ではないかもしれないですが、上のレジェンド級の歌姫にも負けないくらいに「個性」を存分に発揮する若手アーティストです。巷に溢れる「カラオケの延長」のシンガーとは違って、音楽センス抜群なのが素晴らしいです。そしてひたすらに気持ちいい歌声のシンガーソングライターでもあります。動画でたくさんのカバー曲を配信しているみたいですが、立ち振る舞いがとっても可愛らしくて思わずCDを買ってしまいました・・・。宇多田ヒカルのような分厚い音を作り込む作風ではないので、あまり期待していなかったのですが、これが予想以上にカーオーディオとの相性が良くて、透明感溢れる声の質感が夜の車窓によく似合います。一人で夜中にクルマに乗る時にオススメ。


ももいろクローバーZ「走れ!」
アクセル全開度★★★★★

まあオチなんですね。実はファン・・・ではなくて、上記の竹澤汀がカバーしているのを聴いて初めて知りました。普段はクールに歌っているのに、この曲だけはとても楽しそうにカバーしていたのがとても印象的でした。原曲はアイドルグループがさわやかに熱唱する感じですが、なんだか元気が出そうな曲ですし、思わず高速道路でアクセル全開にしてしまう感じのスピード感に溢れてます。一般に痛車と呼ばれるスポーツカーの中ではこんな曲がずっとかかっているのかな?なんて想像してしまうんですが、まあ悪くないかな・・・。