CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

シルバーのクラウンに絡んでしまった・・・

  ちょっと帰りが遅くなりAM1時を回ってしまい、職業ドライバーの皆様が走る大切な時間にズカズカと踏み込んでしまいました。決して邪魔にならない速度で気配を消しながら、多摩センターへ連なる2車線道路を走っていたのですが、右折待ちのレーンに銀色のクラウンは止まっていました。ちょっと頭の片隅に「覆面かも」という気持があったのですが、右折を立ち上がり二車線道路に入ったところで、挙動不振なほどにフラフラしていたので、「ポリスがこんなに運転ヘタなわけないな」と心の隙がわずかに生まれました。

  すぐに左車線にでて、タクシーを邪魔しない程度のポリシーを持った「夜間速度」で置き去りにしようと思ったのですが、バックミラーにさっきのクラウンがさっきの不手際からは連想できないスピードで50mほど後方を付いてきます。わざとヘッドライトを弱めて?ひっそりと付いてきます(まだ覆面という確信はありませんでした)。ここで呑気なことに右折専用レーンに入りそうになるところを、赤信号待ちの前で気付き直進レーンに戻り覆面にお礼ハザードなんぞしていました。

  その後前方にクルマがあったので、とくに飛ばすことなく直進し前のクルマが次々に右折していき先頭になったところで、左車線に大型トラックで右車線にエルグランドが1台ずつ信号待ちしているところに遭遇しました。エルグラの後ろに付いて、交差点通過後にトラックの前に出るが常套手段なのでそのつもりで並びました。この時すでに後ろに例のクラウンは後ろにいないだろうと考えていて、頭の中から消えていました。

  前方のエルグランドは赤信号が待ちきれないようでジリジリと前に出ています。これならすんなりと前に出られるな・・・とまったく後ろのことなど忘れてスタートの時を待ちました。青に換わりエルグラは最高のタイミングではなかったですが、無理気味に前へ加速していきます。それに付いて行き、トラックの前に出られるタイミングで左に出ました。あとはエルグラもかわそうかと言うところで、エルグラの背面に横一文字の赤い光が瞬きました。ブレーキランプにしては不自然でしたが、エルグラが不意に減速しているのも解りました。

  失速したエルグラを追い抜くと、エルグラは自分のいる左車線に入ってきたので、右に戻りました。速度はメーター読みで25km/h超過くらいだったでしょうか。ふとバックミラーを覗くと赤色灯を回転点灯させたさっきのクラウンが・・・。「え、自分か?え何キロだ?え?え?」とこの後訪れる出頭&罰金などのめんどくさいことがずらずらと頭をかけめぐりました(10年前に前科あり)。「つーかタクシーの邪魔にならない速度で走って何が悪いんだよ・・・カス警察がまるで社会のゴミだな」と逆切れが始まり、「警察庁長官も20km/h超過程度なら見逃せって言ってるじゃん」と年齢をわきまえない醜い自己弁護の言葉が次々にでてきて、これを全部アホどもにブチマけてやるぞ!って気合がみなぎったところで、赤色灯が消えました。そして「オマエみたいなザコを逮捕してるほど暇じゃないんだよね・・・」とばかりに左折レーンへと消えていきました。

  その瞬間・・・「見逃してくれてありがとうございます」「やっぱ警察はやさしいな」といままでとは全く逆の感情が・・・我ながら情けないほどに、ザコなんですよね・・・。