期待のゴルフ�が日本市場で低調のようで、せっかく奪取した輸入車トップブランドの座をメルセデスにあっさり明け渡してしまいました。今回のゴルフ7の発売は、スペックの関係で北米モデルと同一エンジンを積むハイラインしか年内に納車されないという、「老獪」なのか「やる気がない」のかよくわからない幕開けとなりました。
北米で売らないAクラスやCLAを一生懸命に売り込んでくるメルセデスと、北米市場を最優先にして日本市場を軽視するVWの姿勢の差が「逆転」を生んだわけですが、VWとしては予想以上に市場環境が悪化していることにやや焦りが出て来たようです。同じプレミアムハッチバックのボルボV40が好調で、ゴルフと同様にデザインが地味なフォードフォーカスを駆逐しています。
さらに日本メーカーの新型車も手強く、特にアクセラとフィットは強烈な「初動」でゴルフの潜在的な顧客を全て刈り取ってしまいそうな勢いがあります。来年にはプリウスとレクサスCTもFMCの予定で、強敵が次々に現れます。さらにシビックの日本凱旋も噂が・・・。そしてゴルフよりも燃費も走りも良いハイブリッドセダンが次々に誕生しています。コンパクトなスポーツカーの人気も再燃していて、クルマに無頓着な日本人が次々に「流されて」いきます。
もはやゴルフのトレンドラインをわざわざ待っている必要なんてとっくに無くなっています(いちおう1万台のオーダーが入ったそうですが・・・)。肝心の北米でも完全にミスチョイスで大幅減となっているVWは、あわてて日本戦略の練り直し?と思えるような動きが出てきました。あちこちの12月号で「ゴルフ7礼賛」の記事が踊っています。もちろん一番あからさまなのはあの雑誌ですが・・・。
☆5つとか言ってるならとっとと乗り換えろよ・・・
オッサン評論家を写真で登場させる必要ある?