去年、親孝行を目的に「旧型」アテンザの最終モデルを買ったのですが、いよいよそのアテンザが活躍する「母の日」がやってきました。完全に自己満足以外の何者でもないのですが、関東マツダの担当者に「なんでアテンザなんですか？」と訊かれて、即座に答えた理由が「親孝行」でした。乗って楽しいクルマという基準なら、ロードスターでもアクセラでも良かったのですが、女性としてはちょっと大柄な母を乗せるなら、アテンザ以外に選択肢ないですって言ったら、40歳くらいの営業マンにもかなり響いたみたいで、値引き交渉もすらすら進み・・・といった感じだったですね。
アテンザは安全設計で有名なボルボS60の兄弟車で、当然ながら国産トップクラスの安全性を誇り、さらにオプションの「サイドカーテン・エアバッグ」を付けて、広々とした車内を生かして「ロールバー」までいれて「受動安全性」をMAXにしようかと思いましたが、それは思い留まっています・・・。乗り心地に関しては当初はサスの堅さが気になりましたが、１万キロ走ったのでだいぶ「当たり」もついてきてトヨタ車に負けないくらいの乗り心地になってきて、いよいよ「親孝行セダン」が仕上がってきたので、この「母の日」は楽しみにしていました。
GWで行った千葉の土産と近くの「成城石井」で適当なスイーツを買って、実家に向かいました。到着してから妹と母を乗せて食事に向かうことにしました。サスがだいぶやらかくなったでしょみたいな話をしながら、最初の路地を曲がったところでちょっとしたアクシデントが起きました。猛スピードで飛ばしてきた旧型の日産車の接近に気づくのが遅く、ちょっとヒヤっとしました(ヒヤっとさせました)。見通しの悪い所でそんなスピード出すなよと思いながら、加速してぶつけられないようにしたのですが、相手もかなりムカついたらしくクラクションをならしながら追いかけてきます(実家は東京の最西部なのでこんなヤツはざらにいます)。それほど危険なタイミングではなかった筈なので、こっちもムカついてきてちょっとパニックになる母を横目に、FF車の出足を使って置き去りにしました(そこまでしつこく追いかける気はなかったのかも・・・)。まあ早くも前途多難な親孝行になりました。
さらに目的地に着くと駐車場の狭さにビビる！しかし「クルマデカいけどどんなとこでもOK」的なオーラで、平静を装う。田舎なんだからもっと土地あるだろうと思いつつ、ほぼ満杯に見える駐車場に唖然・・・。母はどうしてもここでご飯を食べたいようで、めざとく１つの空いているスペースを見つけてくれました。しかしよく見ると空いているのが納得できる一番入れにくい奥の場所で、しかも横も正面もアルファードという配置・・・。マジか・・・。とりあえず２人を降ろして「超絶駐車」に挑戦しました。このアテンザでは最難関といえるほどの駐車でしたが、都合５回の切り返しで無事クリアして「デカいクルマを持て余しているただのバカ息子」というレッテルだけは免れました・・・。親孝行するはずのアテンザだったのですが(アテンザじゃなければ日産車も絡んでこなかったのではという気が・・・)、アテンザであるがゆえになかなか「難易度」が高い親孝行ドライブになってしまいました。それでも無事に「ミッション」を成功させて、帰り際に「バカでっかいクルマだねぇ・・・」とつぶやく母親が満足げだったので、大成功の「母の日」だったと思います。アテンザも新型になってさらに親孝行にはピッタリのクルマじゃないでしょうか？さらに「バカでっかいクルマ」ですが・・・。
↓最高の「親孝行」カーです。立派に見える上に、リーズナブルな価格なのもポイント高いです。
