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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

フォード・マスタングで妄想

  最近ではドイツ車よりも平気で高い値段を付ける日本車も増えて来ました。高価格なドイツ車を性能で上回る低価格な日本車という「お買い得バイアス」がかなり薄れてきて、マークXも気に入った仕様にすれば軽く400万円を超えていきます。V6の3.5Lエンジンが乗ればドイツ車なら800万円コースなので十分に安いのでしょうけども・・・。

  マツダ・アテンザもオプション付けてまともに見積もれば大抵は400万円オーバーだそうです。なんといっても慌てて見切り発車したクルマですから、今後は年次改良でさらに車両価格が上がっていきそうな気配すらします。今まで輸入車を買っていた人からみればバーゲンセールなんでしょうね。受注がいっぱいで国内生産台数がマツダ全体で昨年比30%上がったらしいです。
 
  スバルの話題の新車レヴォーグもフルオプションで400万円オーバーが予想されます。ただこちらは従来からのスバルオーナーへ向けた乗り換えモデルなので、400万円の見積りに幻滅してしまう人も多そうです。マツダでも既存客はアテンザの見積りみて腰が引けちゃうみたいです。それこそ軽く熱病にかかっているくらいじゃないと売れない金額のようですね。

  そんな中で日本車に代わる新たな「コストパフォーマー」として日本市場に続々とやって来ているのが、アメリカ車のご一行様です。先日も新型コルベットの価格が発表されましたが、V8スパチャー搭載で1000万円ほどで、先代と比べて大幅な値上がりは無いようです。これでも十分に安いのにV8搭載で500万円と破格の値段を付けているのがフォード・マスタングです。正規輸入でこの価格は驚きで、並行輸入だともっと安くなるのだとか。

  もちろん燃費であるとか付随するいろいろな問題もあるでしょうが、クルマの第一義として「所有する価値のあるスペシャル感」をモットーとする人にとっては、500万円で買えるレクサスやドイツプレミアムなんて全く興味はないでしょうから(実際そんなクルマ買うぐらいならプリウスの方が断然ましじゃないかと思いますね)、いい選択肢だと思います。何事も割り切りが大切な500万円・・・。

  間違いなくAMGアルピナくらいの興奮はあります。一番のネックは内装でしょうか。カローラとどっこいレベル?いやそれ以下かもしれません。だけどカローラの内装ってそこまで不快じゃないです(個人的には)。ちょっと前のポルシェだと思えば全然気にならないですかね。ライバルのGMシボレーもカマロSS RS(540万円)というのを用意していて、内装はカマロの方が幾分優れています。走りも・・・小沢コージ氏は最高と言ってましたね(彼のドライビングの志向を私は全く支持していませんが・・・)。

  BMW650など高過ぎて買える買えないは別として、何か根本的に間違っているような気がします。特権階級でもない私などは少なくともあと10年は人生に付いて考えないと手を出してはいけないクルマに感じてしまいます。それならば気分的に同等のものが得られそうなマスタングやカマロに乗って10年考えてみようと・・・。