CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

ISもアコードもアクセラも全部欲しい・・・

  レクサスIS・ホンダアコードに続いて年内にはマツダアクセラが日本で発売されます。この3台はそれぞれのメーカーがブランドの大黒柱としての期待がよくわかる出来映えになっていると個人的に感じています。去年発売された新型車はカローラ、オーリスやシルフィなどいまいち味気ない新型車ばかりでしたが、今年はいよいよ正念場で日本メーカーの気合が予想をはるかに超えていて、ハッキリ言ってスゴいクルマがどんどん登場しています。カーメディアもその進化についていけないようで、何をどう評価してよいか解っていないような雑誌記事も多数見かけます。

  カーメディアに同情するとしたら、IS・アコード・アクセラがこれまで存在しなかったようなタイプのクルマにまで急成長していることです。無責任に書散らすブログならまだしも、雑誌メディアであまりに「噴かした」ことを書けない事情はあるかもしれません。レクサスISは性能や内外装の充実度を考えると、もはや海外のライバルメーカーは全てお手上げ状態になってしまうほどのクルマです。トヨタ86の世界的評価が日本以上に高かったりしますが、このレクサスISも86同様に「ここまで本気でトヨタに作られたら、どのメーカーも勝てない」というトヨタ最強論を世界に示すクルマです。レクサスはこれまで「豪華すぎる」LSと「ややデカすぎる」GSと「やや貧相な」ISの3本立てにこだわり過ぎていて、「欲しいクルマがない」という人も多かったです。この新型ISはレクサスで初めて、多くの人々の琴線に響くとてもユーザー視点なクルマだと言えます。

  アコードHVもここまでやるかという「燃費」にこだわった高級調のすばらしいセダンに生まれ変わりました。先代のアコードはまったく「お得感」のないクルマだったわけですが、ちょっとややこしいことにV6搭載のクルマとしてはお得感があったインスパイアの後継モデルを、今回アコードとして直4HVに載せ変えて発売しています。その辺の事情などまったく無視して書いてる記事もあったりしますが・・・。元々がインスパイアなのだからクラウンと同等の車格のクルマであり、堂々と燃費と価格で「ダンピング価格」と言われるクラウンを軽く追い抜かしているわけです。

  さらに海外で公開されている動画を見る限りのマツダアクセラもスゴいことになっています。マツダとしてはどうやらあまりの出来の良さで、市場によって投入時期を前後させ、例えばアテンザが比較的好調だけど自動車全体の販売数は頭打ちの日本での発売は、最大限に後回しにされてしまうようです。アクセラは欧州の新型ハッチバックの中でも評価の高いボルボV40やフォードフォーカスと共通の設計をベースにしている「旧フォードグループ」車であり、全世界でゴルフやオーリス/マトリックス以上の販売数を誇る「最大派閥」です。さらにグループ内でも最良と言える内外装を今回は用意してきて名実ともに世界最強のハッチバックとしてマツダが世界に発信しようとしています。

  日本の玄人面したカーメディアの「フォードフォーカス」のレビューを読んでいたら、やたらと高評価な割にちょっとケチを付け始め「なんか日本車っぱいんだよな・・・」みたいなことを書いてあったときには笑ってしまった。そりゃそうだろ間違いなくそのクルマはマツダ車とほぼ同じなのだし、日本導入モデルはマツダ設計のエンジンが指定されて積まれているのだから・・・。そんなことまったく伏せたままに記事書いている白々しいカーメディアには、とてもうんざりしてしまいます。彼らが高評価を与えるクルマなんて所詮は日本車にルーツがあるクルマばかりなのに、何故に覆面座談会をいい事に日本車をこき下ろすのか?

↓レビューがたまに気になります。オッサンライターの感性が完全にバブル期で止まっている気が・・・。