いままでは他社にマネされることが多かったメルセデスですが、プライドを捨てて新しいクルマを作ってきました。去年ヨーロッパで発売されるや冷え込む市場のなか異例の大ヒットを記録したとか。ベースグレードのA180(1.6Lターボ・122馬力)で284万円〜で日本のCセグハッチの1.8Lクラスも200万以上するものが多いのでお買い得な感すらある。ただ標準で革シートやナビが付いてくるわけでもないので、乗り出し価格となるとオプションの値引きが多い日本車とは100万以上の差がつきそう。乗り出しで350万円となると、カムリHV・マークX・新型アテンザといった装備満載の楽しい日本車が買える価格とほぼ一緒だ。それでもメルセデスやBMWは下取り価格が高いので３年で乗り換えるなら輸入車の方がお得だったりするから輸入車の選択もありうると思う。
ベンツにしては珍しいハッチバックなのでフロントはともかくリアデザインがとても雑な気がする。後ろから見るとアウディかトヨタのオーリスか見分けがつかない。これはとても気になる。ハッチバックのリアデザインは初代アクセラが今でも至高だと思う。記憶が曖昧だがヨーロピアンテイストな限定モデルがあって特によかった気がする。リアランプの存在感がとても際立っていて、見かけるたびにカッコイイと思い、これを買おうと思っていた時期がありました。残念ながら現行のアクセラは２代目アテンザと共通デザインとなり、あの菱形のようなリアランプはアテンザセダンしか似合わないので、アテンザワゴンやアクセラセダン・ハッチバックはどこか収まりが悪く、いずれも初代のデザインが完全に勝っているかな・・・。
