CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

SUVは断じて本質を欠いたクルマではない!?

世界のクルマは全てSUVになる!?

  SUVには生涯乗りません!!と心に誓っている人もいるかもしれない。しかし日本メーカーがセダンやワゴンを作るのをやめて、SUVだけに注力しているのも事実。SUVの何がメーカーの企画立案に関わる人々をそんなにまで引き寄せるのだろうか!?もちろん開発者レベルではSUVパッケージの長所はいくつも挙がるはず。間違っても「出せば売れるから!!」といって作っている訳ではないはず。

  デザインの自由さは、とっくにネット社会に移行した世界においては非常に大きな理由だと思う。自宅のパソコン画面からそのデザインのファーストインプレッションを得る人が多くなったはず。実車を見にディーラーに足を運ぶ前に、1度くらいは平面画面を通してそのデザインを見ているのが普通で、つまり「平面画面を通して見たインパクト」こそが、自動車が選ばれる上での「書類審査」になっている。何が言いたいかって!?実車で見たSUVってのはどれもこれも変な形をしていることに気がつくけど、それはすでにメーカーにとっては戦略に折り込み済みのことなんだってこと。

ネット時代を象徴するBMWのエース!!

  そしてまた1台、世界中を騙すようなモデルが現れました・・・BMW・X2。ドイツ本国では31700ユーロのX1と44000ユーロのX3に挟まれる価格帯である、『39000ユーロ』で登場しました。中身はX1と同じなのに、価格帯はX3に近い!!BMWもデザインに相当の自信があるようだ。いやこれは間違いなくかっこいい。平面でしか見たことないけども、ここ10年のBMWでも最良といっていい見栄えのするクルマだ。こんなことを言ったら失礼だけども、完全にX1、X3、X4、X6を引き立て役にしてBMWドイツの公式HPで輝いている。


黄色のBMWがこれほど鮮やかだとは・・・

  BMWが2018年世界戦略の中核に据えているのが、黄色のテーマカラーが与えられた新型Z4とこのX2のコンビ。小粋なオープン2シーターと、ポップなサイズのSUVの「セット販売」という訳ではないだろうけども、この2ジャンルはイギリスをはじめとした欧州諸国で非常にウケているんだとか。MAZDAの英国販売を牽引するのはMX5(ロードスター)とCX3であり、アウディもTTロードスターとQ2が屋台骨。他にもメルセデスはSLCとGLA。日産は、Zロードスターとジューク。フィアットは124スパイダーと500X。そしてMINIロードスターとMINIクロスオーバー。小さいけど説得力があるモデルが人気。

英国はEU以外のものからも開放されたいらしい・・・

  なんで英国人は2シーターオープンとスモールSUVばかり買うのだろうか!?雨ばっかり降っているのに。この2台を足して二で割った「ゴルフカブリオレ」や「マイクラカブリオレ」みたいなクルマも人気らしい。確かにCセグ以下の小型車で屋根が開かないと、狭苦しいので嫌ですねー。まあラブラブカップルが二人で乗っている分にはいいのかもしれないけども。デミオアクセラは確かに取り回しはいいし、林道だって入っていける手軽さは素晴らしいのですけども、やはり狭い・・・。それらと同程度のボデーサイズだけども、ロードスターやCX3なら少しは開放的な気分になれる。


  気がはやい英国ブランドには、SUVなのにオープンにしているモデル(イヴォーグ)まで登場しているけど、一体どれだけ開放されたいんだろうか!?CX5やエクストレイルもルーフを外しちゃうモデルとか検討しているのかな。三菱はプレミアム市場を狙う次世代SUVに、Eデフ制御を入れて、「空間的」にも「操縦感覚的」にも開放されるSUVを狙っているらしい。座った時に感じる縦方向のインテリアの設計に自由が利くので、コクピットの距離感を最適化して、アクセルオンで猛烈なモータートルクと、修正デフ機能で相当な電力を消費しつつも、「無双」なクルマに仕上げる。快適に乗れる「ドッグファイター」を作りたいようだ。そしてどっかでファンが零戦だと叫ぶ・・・。

  そんな「血の気が多い」SUVを企んでいるのは三菱だけではなくて、アルファロメオが先陣切って510psでリアルに空が飛べる(ジャンプ台があれば)、重力からも開放された「自由の象徴」のSUVが発売されるらしい。くれぐれも首都高で飛ぶことがないようにしてもらいたいが・・・(新東名ならどーでもいいけど)。



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