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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

しげの秀一の最新作『MF GHOST』は・・・クルマとエロが前面に出すぎ!?

舞台設定がエヴァンゲリオンに近い

頭文字D』でおなじみの、しげの秀一氏がイニシャルDから続く世界のストーリーを描き始めました。もう最初から『ストリートのカリスマ』高橋涼介が出てきます。設定も色々「アレ?」なんですけども、富士山が噴火して廃墟になった箱根をダウンヒルするって話で、主人公はトヨタ86に乗ってる。イニシャルDでは『ハチロク』ことAE86と、RX7FD3Sが、日産とか三菱のAWD&ターボに勝ち続けるって話でした。『ハチロク』ばっかり活躍しても白けるので、『FD』のドライバーがサブ主人公として登場しましたが、今回は日産R35GT-Rがサブ主人公のクルマ。現状のマツダにはタイムを出すクルマがないからこの変更は仕方ないか・・・。

最初からクルマがたくさん出すぎて混乱する

そんな86&GT-Rが挑む相手が、ポルシェ(991GT3とケイマン)、アウディ(R8)、ランボルギーニ(ウラカン)、フェラーリ(488GTB)、AMG(GT)などなど。イニDの時の実車のプレミアはすごかったので、今度はこれらの輸入高級スポーツが中古車市場がこれから盛り上がり続けるのか!?当面のボスキャラと思われるドイツ人が乗っているケイマンなんて値上がり必至なので買うなら今のうちかも・・・。ボスキャラのクルマにライトウエイトを指名するあたりが、しげの氏らしいです。

アルピーヌとかグリフィスとか後から出てくるのか!?

今後さらに登場が予想されるのは・・・ロータス(エキシージ)、ホンダ(NSX)、スバル(S208)、レクサス(LC-F)、シボレー(コルベット)、テスラ(ロードスター)、アルファロメオ(ジュリアQV)、ジャガー(FタイプSVR)などなど豊富にありそうですが、なんかリアリティが無いよなー。500ps超の出力ではサーキット以外では何もできないですよ!!って啓発の意味くらいはあるかも。200~300psくらいに最適化された「峠マシン」が崇高だ!!という主張は大いに広めて欲しいですけども。

もちろん今後の展開には期待してますけども

この手のマンガにはまだまだ需要があるのか?は誰もが感じるところですが、名作「イニD」の続編として主要キャラの20年後を描くってだけで読みたい人はいくらでもいるだろうし、福野礼一郎氏、沢村慎太朗氏クラスのライターのレビューを読むよりもクルマのキャラクターを掴む描写は上手いし、作者のクルマを分析する眼にはほとんど違和感を感じない(そう感じるのはイニD世代だから!?)。とにかくイニDは、しげの氏とドリキン土屋圭一が「口裏合わせ」をして成立した一大エンターテイメントであり、日本メーカーで屈指のクオリティを誇っていた三菱やホンダのスポーツモデルにおける評価を徹底的に破壊することに成功しちゃっています。マンガがリアルを動かしてしまっている!?

距離感が難しいよね

・・・ってことは『MF GHOST』は、とうとうランボルギーニフェラーリ、ポルシェの価値まで徹底的に破壊するつもりなのか!?それでもイニDで知名度を高めたエボもtypeRも中古車市場は相当に賑わいました。『MF GHOST』では早くもランエボS2000は雑魚キャラとしてちょっとだけ登場しています。もはやライバルでもない脇役以下の存在で描かれています。もう絶版車だから問題ないのかもしれないですが、三菱やホンダの扱いが相変わらずひどいな。

とにかく全編がエロい

子供に見せてはいけません!!みたいな漫画ではないですけども、千葉県最大のイベントであるオートサロンみたいにクルマとは全く違うベクトルで、何かを狙っている。2018年の男性がエモーショナルな気持ちになるシチュエーションを表現しようとしています。ホンダや日産と、フェラーリを分けると言われる「官能」とはどんなものなのかを、とってもわかりやすいアプローチで描き出そうとしているのかな!?まあ今の段階ではどんな結末に進んで行くのかもわからないですけども・・・とにかくエロ目線で、クルマの本質を描く!?もしかしたらそんな意図はサラサラなく、単に読者を増やすための手段にすぎないのかもしれませんが・・・。あまりに本筋が薄いので、余計なことばかりが気になってしまう第1巻でした。ヒロイン17歳はちょっと犯罪の匂いがしますが・・・。

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