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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

BMW3シリーズがいよいよ本物の「3」になるらしい・・・

  日本でかなりの存在感を発揮しているセダンだけになかなか波紋を呼んでいるのが、BMW3の「3気筒化」みたいです。3気筒のFRなんて昔はあったのでしょうけど、なかなかレアなクルマがいよいよ全世界で発売されようとしています。1.5Lの3気筒ターボと聞くと非力なイメージがありますが、新型M3/M4に搭載されている直6ツインターボが400ps以上出していて、それを半分にしたみたいな構造なので、現行の320iの直4ターボ178psくらいは余裕で出ます。燃費も確実に良くなるので、7割がディーゼル(320d)になってしまっている3シリーズの現状を考えれば別に何も憂慮する必要はないと思いますが。

  BMWに限らず、メルセデスもスバルも1.6Lターボの評判が良くないです。自動車好きの人に訊くと「冷静と情熱の間」のどうでもいいポジションにハマってつまらな過ぎるという意見が多いですね(私の意見などどうでもいいと思いますがまったく同感です)。そもそも「B・メ・ス」はやはりエンジンのクオリティをある程度は要求されるメーカーであるわけですが、それぞれの底辺モデルに使う為だけの「1.6Lターボ」という設定自体が、どこか投げやりな感じでこのエンジンを熟成させていこうという気はさらさら無いわけです。

  BMWメルセデスに関しては、スバルが「レギュラー仕様」の1.6Lターボを開発したことから、競争力が全くなくなりつつあることで危機感は高まっていると思われます。販売好調なメルセデスならともかく、「想像以上に燃費が悪い」という悪評すらあるBMWとしてはさっさと1.6Lターボを廃棄するのが得策なのは誰の目にも明らかです。スバルもフェードアウト気味だったBMW1.6Lターボにターゲットを絞って、完全に「今さら」感のあるFB16DITを出すのはまったくトレンドが読めていないのを露呈しました。国内専用エンジンと割り切っているのでしょうけど・・・。

  BMWメルセデスもスバルも「確信犯」ですから、まあいちいちツッコムのも野暮なんですけど、一番マヌケなのが日本のカーメディアですね。BMW3のエンジン変更を明らかに「複雑な想い」で受け止めているのに、記事の結びには日本メーカーの「ターボ化の遅れ」が深刻とか言ってます・・・。もうツッコミ所があり過ぎて頭がヘンになりそうです。

  まずは「記事の最初と最後で論調が真逆なのはなぜ?」。BMWの3気筒化はやや残念だけど、日本メーカーよりは数段に進んでいるからいいや!っていう矛盾に満ちた内容。しかも「いたずらに重量増となるハイブリッド車」ってこれプロが書く内容か?プリウスアクセラHV、アクア、フィットHV・・・どれも欧州車より軽くないですか? ちなみに「軽量化」で世界の最先端を行っているのがトヨタで、「ターボ技術」に関してはフォードが群を抜いているんですが。欧州メーカーなんてトヨタや日産から素材や技術を調達したり、フォードのエンジニアを次々に引き抜いたりして、中国メーカーとやってることは変わらんと思うのですが?


↓またこの「ア◯雑誌」にまんまと釣られました・・・


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