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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

BMW M3/M4にはGT-Rをブッ飛ばす気概があるのか?

  去年の暮れからずっと、某BMW専門誌の発売が待ち通しかったです。そして待った甲斐がありました。M4の車体重量1497kg!!!でまず大爆笑。といっても決してバカにしてません! GT-Rに前を塞がれたM3/M4の現状をしっかりと認識し、6年前から1500kg以下という目標を掲げて作ったそうです。それでも決して中堅メーカーの域を出ないBMWにとって巨大な日産に対抗するのは至難の技。独力ではどうにもならなかったようで、プライドを捨ててトヨタに頭下げて軽量化を追求・・・。そこまでして作った起死回生の1台というストーリー性だけでも十分に惹き付けられてしまいます。

  それ以外にも何やらスポーティな仕掛けがいろいろと・・・。リアタイヤ幅は3シリーズMスポの255mm(ノーマルは225mm)をさらに上回る275mm! ライバルのC63AMG(255mm)に近い馬力とトルクで300kgも軽い! さらにこのクラスでは極太と言っていいタイヤを履くのだから、もはやC63AMGではなくポルシェ911に近いクルマになった。FRモデルとして加速性能を競っていたアルピナB3と911カレラSを公表数値では上回っている。

  アルピナB3/B4との差別化もいろいろなところで見られるようになりました。トルク重視のアルピナと馬力重視のMでエンジン特性が分けられていて、アルピナの方が加速では分がありそうなターボチューンですが、280kg軽いMがそれを逆転させていてます。アウディRSやAMGのようにトルク&AWDに頼らない「美学」をひしひしと感じます。アヴェンタドール911ターボもGT-Rも超が付く性能の割には・・・あまり余計な事言うのはやめておこう。

  さっきも触れましたがタイヤ幅も先代まではアルピナもMも前後同じ(245&265)だったのですが、Mだけが前後ともにかなり変えてきました。それに伴って「M DCTドライブロジック」なる新システムが採用され、これはサーキットでの限界走行でのスピンを防ぐさらに一段高まったスタビリティ・コントロールなんだとか。一説によるとフェ◯レディZの暴走事故みたいのが万が一にも起こらないようにするシステムらしい・・・。FRの高出力エンジン車はいろいろと面倒なご時世のようです。


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