CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

SAI と アクセラ

  SAI>>>>>>>>>>アクセラ・・・。いくらカーメディアがアクセラを絶賛しようが、どんなにアクセラがカッコ良くなろうが、絶対に超えられない「壁」がある。高級志向の割には芸能人を起用してわざわざ広告宣伝費をたくさん注ぎ込んでいるSAIと、お金がないというわけではないし、SAIよりも販売台数を見込めるであるから1台当たりの宣伝費は安く済むはずなのに、CMにそれほどお金をかけないアクセラ。まったく対照的ですね。

  いくら人気が爆発しようとも、アクセラアクセラでしかないと考える人は多いです。好きで乗る人と手頃なので乗る人がいて、どちらにしてもこのクルマにした理由は何ですか?と聞くのが憚られてしまうのがアクセラ。やはり無意識のうちに「アクセラアクセラでしかない」と私も残念ながらそう思ってしまっています。実際にアクセラを買った動機を聞いたりすると、多くの人がとても答えにくそうにするような気がします。中には「何だっていいだろ!」と突然怒り出す人もいるかもしれません。

  一方でSAIのユーザーにはなぜこのクルマなのか?と聞いてあげたら喜んで答えてくれるのではないでしょうか。少なくとも決してそれを聞いても嫌みにはならないはずです。もちろん貶したりすれば怒り始めると思いますが・・・。アクセラはなんとなく買ってしまうパッケージで、SAIは意図的に選ばれるパッケージということが言えるかも。なのでSAIのオーナーの方が現実にはこだわりや強い思いがあるはずです。

  アクセラがライバル車に比べてとても優れたクルマであることは、もちろん解っています。今回のFMCでデザイン面で進化を遂げていて、これまで以上の大きな成功を収めることもほぼ確実でしょう。一方でSAIはデザインこそ一新されましたが、あくまでMCでありこれまでのクルマと比べて性能面での変化は少ないです。それでもSAIにはマツダが欲して止まない高級車としてのオーラがあります。

  なぜアクセラはSAIに勝てないのか? あれこれ考えてもなかなか明確な理由なんてないのですが・・・。まあ1つの考察として、アクセラの最大の弱点は世界的にヒットしていることではないかと・・・。日本人の多くは世界の他の地域よりも進んだ生活をしているはずだと本能的に感じています(実際はそうでないことが多いですが・・・)。他の国で使われている家電製品を、わざわざ日本で売られているものに変えて使う人はほとんどいないと思います。まあそんな意識が何らかの影響を与えているのかもしれません。つまりSAIは日本専用の高級な「4Kテレビ」で、アクセラは世界で売られている「アナログテレビ」ということです。

  まあ納得いかないですよね。私もまったく納得できないですが・・・。