CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

例えばレクサス専用のターボチューンメーカーとか・・・

  クルマと家のどちらにお金をかけるべきか?なんて農耕民族の日本人にとってはかなりの愚問かもしれません。それでも価値観の多様化もすすみ以前では考えられなかった「シェアハウス」なども普及してきて(?)、テレビや読書から「コミュニケーション」への転換も着実に進行しています(良いか悪いかは別として)。以前だったらオシャレな家具を揃えた自宅の快適さは確かに魅力でしたが、そう頻繁に模様替えもやってられませんし、掃除もめんどくさかったりします。むしろ休日は騒がしい都会を離れて静かなペンションやホテルでゆっくり過ごすほうが有意義だと最近は感じます。

  そうなってくると、休日の移動時間を楽しむ「クルマ」にもっとお金をかけてもいいのかなという気がします。日本車は以前と比べてだいぶ価格も上昇してきましたが、クルマ自体がその分良くなったかというと、なかなかそうは感じられなかったりします。値上げすることでしか、いいクルマが作れないというなら、ちょっと誤解されそうですが、思いっきり価格を上げればいいのではないかという気すらします。かつてはマイホームに5000万円とか平気で使っていたわけですから、現代の生活にはクルマの占める地位が上昇したとするならば、1000万円くらいのクルマを買うこともそこまで大げさなことではないように思います。ただレクサスLSで1000万円ですと言われてもちょっと困惑してしまいます。

  日本車もそろそろ「農耕民族」ではなくなっている日本人の価値観の変化に合わせてクルマを作ってもいいのではないかという気がします。とくに都市部はエネルギー自給率1%未満というほぼ「宇宙ステーション」と一緒のような環境に住んでいるわけです。それならば移動のための「宇宙船」は100万円の狭くて遅いのがいいか、1000万円で広くて速いのがいいか?と考えると・・・。かつて欧州では「グランドツアラー」というクルマの文化が成熟したように、日本メーカーもそろそろ「究極のグランドツアラー」を作ってもいいのでは?という気がします。レクサスGS-Fがそろそろ発売されるようですが、日産もインフィニティQ50にV8積んで対抗してほしいですね。V6+HVでもなんでもいいのですが、1000万円超えてても「買いたい」と思わせてくれる日本車があってもいいのではという気がします。

  トヨタが開発中と言われるスープラの後継モデルはポルシェ911のようなヴァージョンでいろいろ迷うような展開をしてほしいです。ポルシェは歴史が違うと言われても、空冷のポルシェなんて若い世代にはなんのことだかさっぱり分かりませんし(もちろん水と空気の違いくらいはわかるが)、それよりかはむしろ、ターボだのGT3だのしっかりと違いを作って、最適の1台を選んだと思わせてくれることが911の魅力だと思います。「CVT搭載のHVスープラ」みたいなズッコケそうなものではなくて、パワーユニット・駆動方式だけでなく、ミッションや電制コントロールトレッドホイールベースに至るまで各グレードを適正に差別化したりするクルマを試してほしいです。トヨタ版のRUFなんかもあるとさらにバリエーションが広がっていいですね。たとえ台数が出なかったとしても、レクサスやトヨタのブランド化はさらに進む気がします。


↓ちょっとネタばらししますが、沢村さんが991型に「ガチ切れ」(完全否定)しております。