CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

レクサスISはNAとHVのみのところに美学があるのでは?

  ミドルサイズセダンのパワートレインはガソリンNA、ガソリンターボ、ディーゼルターボ、HV、PHVの5種類くらいが今年は揃うようですが、やがて最適化によって淘汰されていくのかなと思います。欧州ベースグレードのセダンではNAエンジンが絶滅に向かっていたりする。よく欧州排出基準の影響だそうだが、二酸化炭素排出量が本当にダウンサイジングターボで軽減されているかはかなり疑わしい気もする。邪推かもしれないが、ターボエンジンのサウンド(確実に近所迷惑レベルだが)に魅力があって購入者を引き付けているようにも見える。日本の騒音レベルは場所によって違うかもしれないが、ちょっとうるさいくて日本には合わないと思うのですが・・・。

  なんだかんだでNAエンジンは最有力の選択肢でいいと思うのだが、なぜかやたらと否定的な意見が多い。その論調に押されたか、メーカー側の自主的な判断かはわからないが、日本市場では「大排気量NAは今後はNG」という不問律が出来てしまったようです。たしかにいくらスカイラインクーペが気に入っても、3.7LのNAエンジンでカタログ燃費が9km/Lなのを見ると躊躇ってしまう人も多いですね・・・。それでも新型クラウンアスリートには3.5Lモデルが設定されていますし、スカイラインも3.7Lエンジンを引き続き載せるそうです(こちらは北米向けの次いでなので不思議ではないが)。

  結局ミドルサイズ以上のセダンに乗りたい人はどのエンジンが好きなのか?といわれればそれは今でも「3L以上のNAエンジン」なのだと思う。静かに力強く回るまさに「憧れ」のエンジンじゃないでしょうか。それなのに何となく「ダウンサイジングターボ」が普通なんだとなんとなく納得して、カタログのスペックも最大トルクや馬力が上回っていたりすると、こっち(ターボ)の方がいいと思ってしまいます。ターボでも運転に慣れれば乗り心地を向上させられるとは思いますが、NAの乗り味には敵わない部分もありますし、騒音などの居住性も変わってきて、結局はNAのセダンが満足度が高くなるんじゃないかなという気がします。レクサスISやクラウンがNAとHVだけで勝負する理由は、この2台が高級セダンであるからに尽きると思います。実際に今のセダンは全て高級車だし、どのクルマも平均以上の加速やコーナーリング性能があるので、さらに「スポーティ」かどうかなんてほんとどうでも良くないですか?

  

↓セダンに何でも「スポーティ」と付けるのはどうかと思いますね・・・。スポーティじゃないセダンってどんなの?センチュリーかプレミオか?