CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

レクサスISをエコとかスポーティで語るな「BC」!

  今月も10日になり、先月めちゃくちゃムカついた「ベストカー」を今回はスルーしてやろうと思ったのですが、なんというか突っ込みどころ満載の貴重な雑誌なので、ブログの参考資料にと買ってしまいました。先月26日号と比べて無難な記事が続き、別の意味で期待ハズレだったのですが、一つだけどうしても許せない記事を見つけてしまった!トヨタへのダメだし記事なのでやたら小さくなっているが、BMW3と新型レクサスISの比較記事がなんか検討ハズレ過ぎて笑けてくる・・・。担当ライターはドイツ車大好きで有名な人(そもそもそんな人がライターやってることが日本の不利益でしかない)で、こんなことを書いている。

  引用「新型ISは確かにスポーティさではBMW3シリーズを追いかけてきた。」

  「???」もはやツッコミどころが多すぎて呆れる。デザインしか公表されてないISをスポーティだかどうかなんてわからなくないですか?百歩譲ってISのデザインがスポーティだとして、あのデザインのどこがBMW3を追っかけているのか?とっくに追い越して「F30なんてアウトオブ眼中」といった感じに見えるのは気のせいか?もはやあれだけのデザインになったのだから、「エコ」(このあとHVとクリーンディーゼルの話を展開)とか「スポーティ」とか考えて乗るクルマじゃないだろって思いますね。そもそもなんでそのドイツ車に特化したような2つのベクトルしかないのか?新型ISは明らかにドイツ車ではなく「マセラティ」や「アストンマーティン」を狙っていると思うのだが・・・。あのデザインにV8の5Lエンジンが載るとしたら、もうマセラティでいいんじゃないか?と思います。いまさらM3とかアルピナB3と比較しようというのが間違いだと思います。そもそもBMWは最近の日本市場において不振は顕著になってきてますよ。そもそもF30は無骨で色気のないデザインだし、もしこのクルマが本当に評価されているなら、直近の販売実績でメルセデスアウディに遅れをとるはずはないのではないでしょうか?

  いまBMWはブランド力の低下に悩んでいます。F30はかなりの力作でしたが日本の思わぬセダンムーブメントの中で大きなインパクトを残せていません(売れているならCOTY取ったと思います)。今年は新たに4シリーズで勝負するようですが、これがコケたらBMWは開発費の高騰が賄いきれずに、トヨタOEMメーカーとして新たな道を模索する(トヨタの資金を当てにする)ようになると思います(ダイハツ・日野・スバルと同列です)。グループ全体(ミニも入れて)でMAZDAと同程度の販売台数しかない上、MAZDAと比べても派手に上級車種を揃えているので、ほとんど台数が稼げない5・6・7シリーズなどはもうFMCが無いかもしれません(完全に放置プレーです)。

  そこからいくと青天井のトヨタの開発費をふんだんに使って作られた新型ISはやはり納得の出来だと思います。レクサスはブランド全体がいよいよ世界の頂点に到達しつつあります。新型ISとF30を比べてみると、可哀相でF30の応援をしてあげたくなる気持ちもわかりますが、どうみてももはや新型ISの方があらゆる方向において進化したクルマになっていると判断するしかないなと思うのですが・・・。

↓「エコ」が最優先の基準ならスポーツカー特集ってどうなんでしょうか?表紙もプリウスでいいじゃん。