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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

メルセデスSLK200 VS トヨタ86

  去年のトヨタ86の反響は凄いもので、トヨタが専用サイトで峠とか紹介してくれて、かなり良い傾向な気がする。実際に峠を走る(あくまで夜間の暴走ではなく、昼間に観光する)のには最適な日本車だろうし、とても「健全」な使われ方をしているのをよく見ますね。このいうクルマを日本メーカーも1台ずつ(アメリカのメーカーがスポーツカブリオレを必ず作るように)常にラインナップしてくれるくらいの市場はありそうな気がするのですが・・・。

  この86が作った流れに乗ってきたのが、近年フットワークが軽いメルセデスで、スポーツカブリオレのSLK200(1.8Lターボエンジン)にMT設定を投入してきました。まさかのメルセデスが「頭文字D」的なクルマを作ってくるとは!ちょっと驚きです。「昼間の頭文字D」(峠の観光)の代表的なクルマは、フェアレディZポルシェボクスターが多くて、メルセデスは都会の風景のクルマというイメージが強かったのですが、どうやらこのSLKの特性に目を付けたようです。

  SLKは「リトラクタブルハードトップ(RHT)」が特徴的な2シーターでイメージカラーは「シルバー」です。RHTのクルマはルーフ開閉による加重の変化だったり、ルーフをたたむ機能(モーター)などが余計な装備になるので、敬遠する人も多かったりします。しかし防犯や快適性を優先するなら(なおかつオープン走行を楽しむ)、とても良い選択ではあります。このSLKはそのRHTの各車のなかで、もっともデザインに優れているクルマじゃないかと思います。価格設定もメルセデススペシャリティカーにしては破格の安さで(北米価格から考えると他車より日本価格は割安)、女性ユーザーが多い気がします。

  ただトヨタ86よりも重量があって、タイトな山道ではターボの特性であまりアクセルが開けられなかったりするので、2LのNAで200馬力の86の方が絶対的な運動性能は高いように感じます。またこのSLKのようなスポーツカブリオレはやはり日本では「贅沢品」に思われるので、日本メーカーは86のような「必要なものを必要だけつんだ」合理的なスポーツクーペをぜひぜひ作って、箱根などの峠道の主役の座をドイツ車から奪ってほしいものです。

↓これを読むと、どのクルマも「いまいち」なんですよね。一番ほしいなと思ったのはスイフトスポーツかも・・・