「Car and Driver」(カードラ)の今月の特集は「スーパースポーツCAR」特集だそうです。一応毎月買っている雑誌なので勢いで買ってしまいましたが、とんでもない高額車が並んでいて、すでになんか「違う」感がハンパないです・・・。ランボルギーニ・アヴェンタドールなんて価格が4000万円もします(レクサスLFAと張り合っているのか?)!しかもいったいどこで必要なのか700馬力(GT-Rをねじ伏せるつもりか?)!そして極めつけが車幅「2030mm」(SAではバス用のところかゼブラゾーンに停まるしかないな・・・)!!!まったくもって誰が買うのか知らないが、ほかにもいろいろ紹介されてて全部で11車種(国産のミドルセダンより車種多くないか?)!最後にオマケのように出てきた「GT-Rプレミアムエディション」978万円がめちゃくちゃお買い得に見えてきますね(これが一番速いんじゃないの?)!
他にも突っ込みどころ満載で、BMWM6カブリオレはソフトトップ(屋根がウレタン?)なのに車重が2トンオーバー!いつもの詳細データに加えて「0→100km/h」のタイムが付いてます。なぜかシボレー・コルベットだけ「0→400m」のタイムになっていて分かりにくい。これによると最速は断トツで日産GT-R。つまり「最安価格のクルマが最強です」というオチだ。この雑誌はセレブ誌を装っておきながら、なかなかのナショナリズム全開モード(日本車最強!!!)のようだ。逆に遅いのは約2トンの車重のマセラティ・GTスポーツとBMWM6カブリオレ。この2台はラグジュアリー志向だしカッコよさでは1位2位なので遅くてもOKです。問題なのは速そうなイメージで日本でブイブイいわせているポルシェ911カレラS。日本向けの狭い車幅が災いしてか軽量車種なのに異様に遅い。もはや1/3以下の価格のシビックtypeRやランエボにもやられそうなレベルです。GT-Rのタイムに文句付けるならもっといいクルマ作ってみせるのが筋じゃないでしょうか?もはや日本じゃGT-Rのライバルなんて誰も思ってないし、さも最速スーパーカーであるかのような売り込みで日本の高齢者からお金を巻き上げる商売はほどほどにしてほしい。
カードラのこの特集の結論は「日本車はすごいぞ」でOKかな。そういえばこの前、所得税の最高税率が上がるとアナウンスされてましたね。カードラ的には節税にスーパーカーはどうですか?ってノリなんじゃないかという気がします・・・。最後にかっこいいランキング(独断と偏見)。
11位 アウディR8スパイダー
悪く言うつもりはないですが、現行マツダロードスターが好きになれないのと同じ理由ですね・・・
10位 ランボルギーニ・アヴェンタドール
日本人の感性にはあまり響かないデザインじゃないでしょうか。
9位 マクラーレンMP4-12C
10位とほぼ同じ理由です。新型車種のわりに目新しくないデザインです。
8位 メルセデスSLS-AMG
個性的なデザインですが、ロングノーズとガルウイングドアが斬新すぎる。
7位 ポルシェ911カレラS
なんかホッとします。やはり日本に馴染んだデザインですね。
6位 フェラーリ458イタリア
8〜11位同様の本気モード全開デザインですが、一番洗練されている。
5位 アストンマーティン・ラピード
グリルデザインが好きじゃないですが、4ドアモデルとしてはレベル高い。
4位 日産GT-R
リアデザインなら他の10台を凌いでます。開発継続を望みます。
3位 シボレー・コルベットZR1
GT-Rのようなステキなリアデザインです。
2位 BMWM6カブリオレ
6シリーズはサイドデザインが素晴らしい!できればクーペがいいけど。
1位 マセラティGTスポーツ
デトロイトショーのクワトロポルテとは雲泥の差じゃないですか?アテンザクーペが出たらこんな感じになる!?