CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

日本車のデザイン

  東京の世田谷辺りを走っていると、クルマ道楽というか明らかに機能性が低そうな旧車が楽しそうに走ってたりします。またディーラーもたくさんあるようで、他の地域で見られない輸入車も新旧問わず多いです。それはそれで楽しいのですが、そんな土地柄なのでクルマにあまり興味がない人もセダン・ワゴンならボルボで小型ならVWだったりにちょこんと乗ってます。もちろん環八などではトラックや商用の軽バンが圧倒的に多いですが・・・。
  ここまで新旧・和洋問わずいろいろ走ってるところは世界中見てもないのでは?どれがかっこいいかなどいろいろ比べてしまいますね。日本車と輸入車のデザインはどれだけ違うのかな?なんて思いながら見てますね。よく「日本の街の景観を破壊している日本車のデザイン」などと言われますが、実際に見るとちょっと違うんじゃないかと思う節もあります。トラックなどの商用車を除いた個人使用の乗用車だけを比べると、はっきり言って日本車の方がデザインがいいんじゃないの?と思ったりしますよ。さすがはおしゃれな世田谷区なので自分のセンスに自信がある人は敢えて日本車をチョイスし、クルマに興味ない人は近所にあるVWディーラーで適当な在庫車を買うので地味だったり(敢えて地味というのもありますが)して、結果として日本車の方がかっこ良く見えるのかも知れません。どちらにしろ世田谷に駐車場借りるって結構大変で月4~5万円?なのでお金持ちには変わりないのですが・・・。余談ですが私の住んでる世田谷より西に20kmくらいの地点では月1万円以下の駐車場もざらにありますよ。
  例えばコンパクトカーを比べると、日本に導入されているVWポロやプジョー207よりアクアやフィットの方がデザイン的にも性能的にも優れていると思います。先代のポロはヴィッツやマーチを劣化させたような感じで味気ないですね、現行ポロは正面から見るとゴルフみたいですがサイドやリアからみた時にまったくデザイン的特徴がなく駐車場で他のクルマと間違えちゃうレベルです。小型の欧州車は200万とか平気でするのに、どこか素っ気なくて、東欧の寒空の下、狭い道に大渋滞してるイメージです。こういうクルマが日本の街に溢れると、日本もとうとう東ヨーロッパ(1990年頃のイメージですが・・・)みたいに貧しい国になったのか〜、なんて思ってしまいます。VWのup!とか増えてきたらいよいよ「終末」だなって感じで、若者達も夢とかなくなっちゃいそうです。
  それに対して、アクアやフィットのデザインは伸び伸びしていていいですね。この2台はコンパクトなのに後ろから見ると大きく見えますね。存在感があるのがとてもいいです。マツダの現行デミオは逆に小さく見えてしまいますが、その辺が販売不振の原因では?と思います。さらにコンパクトカーは色が豊富で個性が出しやすいですね。塗装の技術も完全に日本車の方が上です。日本メーカーも以前よりも重点的に経営資源を投入してきていて、あらゆる面で行き届いてきてますね。おそらくトヨタやホンダの優秀なデザイナーが重点的にこの部門に集められているのだと感じます。そのせいかその後に発表されたカローラやオーリス、クラウンには人が足りなかったようですね・・・。アテンザとクラウンそれぞれの担当デザイナーの顔が特集ムック(×××のすべて)に載ってますが、やっぱりアテンザのデザイナーの方が断然にかっこいいです。トヨタの人が悪いわけじゃなく、マツダの人が格好良すぎる。特にチーフデザイナーの玉谷聡氏の表情はいいですね。次のクルマ(RX-9か?)にも期待したいですね。