CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

カローラ フーリア?

  デトロイトモーターショーに登場した「カローラ フーリア」なるモデルがなんかスゴそうです。なぜトヨタの日本向けデザインは食指が動かないのだろう?明らかに高価なクルマを買わせようとしているとしか思えないな。ところが北米市場になるとトヨタも販売台数第3位の挑戦者の立場であり、米BIG3が破綻した数年前から断続的に逆風が吹いてたりで、しかも韓国車のデザインに押されているイメージまで定着して、トヨタもそんな流れを変えるべく、すっごい「カローラ」を作っちゃったのかな。これ日本で86と同じくらいの値段で発売したとしても相当売れちゃうんじゃないか・・・。実際売れすぎちゃって困るくらいでは?レクサスが販売不振になっちゃうのも困るだろうし。いいクルマを日本市場で発売できない「大人の事情」。なんて業が深い・・・。
  プレミアムブランドはもともとアメリカのクルマ文化だそうですが、これからどんどん解体していくのでは?日産のゴーン社長もインフィニティブランドの撤退を示唆したとか。アキュラだとかレクサスだとか「これはアメリカの流儀だ」とばかりに日本メーカーはやってきました。結果として日本市場で発売されないカッコいいラインナップを北米では揃えて、日本市場には「大人の事情」・・・。気がつけばアメリカのプレミアムブランドはどれも青息吐息で撤退が相次ぎ、ハマーやポンティアック(高級車ではないが)などいつの間にか無くなっている。じっさいフェラーリにしろランボルギーニにしろ経済的でないし、狭いし、うるさいし、目立つし、ガレージが必要だしetc・・・。もはやクルマとしての基準を満たしていない。
  そこでやっぱり、世界最高のクルマは「カローラ」なのだ。トヨタがちょっとやる気を出せば、この「カローラ・フーリア」くらいのデザインできるだろうと思っていたが、とうとう作ってくれたようだ。これは韓国メーカーのヒュンダイ・キアがトヨタを猛烈に追撃した結果ですね。日本にも韓国車が持ち込まれたら、日本市場のクルマのデザインも一気に変わってカッコいいクルマばかりになりそうだ。韓国車のデザインが全般にいいということはないが、トップモデルのデザインは元アウディのデザイナー使っているだけあって出来がいいです。しかも韓国車は徹底的な戦略価格なので、どんなモデルでも日本車より安い。よってトヨタにしてみたら、カローラやパッソのデザインを改良しないと対抗できないわけです。


↓現代(ヒュンダイ)がトヨタを越えるとき: 韓国に駆逐される日本企業 (ちくま新書) [新書] (2012/9/5)