CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

日本車のブランド力アップには・・・

  ドイツメーカーのブランド力に追いつくためには、やはりドイツメーカーを圧倒していた時代の日本車を参考にすればいいですよね。たとえばバブルの頃のトヨタソアラなんかはベンツやBMWくらいの魅力を放っていたとか言われています。その後レクサスブランドのクルマになったソアラは販売不振で現在はラインナップから消えています。ソアラの後継モデルが間もなく発表されるという噂もありますがレクサスブランドならまた失敗しそうです。そもそも絶頂期のソアラ(1991年モデル)の魅力って高級感だけだったのか?実際は日本車ならではのお買い得感にこそ最大の魅力があったのではと思います。クラウンのクーペ版なのですがクラウンセダンと比べてデザインがまったく別に用意されてとても「ギャップ」があったので、1991年モデルが今でも十分にかっこよかったりします。その後のアメリカデザインの後継モデルが一気に高額になってデザインの魅力もなんだか薄れてきたような気がします。
  レクサスでソアラ後継が新車種で発売となると600万円〜となるのかな。そんなのではなく、トヨタブランドでマークXの上級モデルくらいの価格帯でマークXベースでデザインは完全にオリジナリティがあってしっかりと「ギャップ」があるクーペモデルを作ってくれれば輸入車に完全に負けていると言われるDセグの現状を変えられるのではないか?アウディBMWを上から見下ろすような値段のクルマで勝てるなら問題ないのですが、いざドイツメーカーとガチンコ勝負となると価格が安くて、さらにかっこいいという2つのポイントがないと難しいと思います。300万とは言いませんが、500万以下に確実に収まる設定が必要です。それでもレクサスは平気でGT-Rに匹敵する価格を付けそうです(それならGT-R買うでしょう)。
  スカイラインクーペは日本車では異例の立ち位置などと言われていますが、このソアラ的な方針を頑なに貫いて多くのクルマ好きから熱い視線を集める国産では孤高の存在といえます。ホンダもアメリカ市場だけと言わずアコードクーペを日本で売ればいいのにと思います。アテンザも今後はクーペを織り込んでの展開をしていけば、マツダが望むプレミアムブランド化に近づくのではないでしょうか。早い話が、日本メーカーはセダンを全滅させたくなかったら(今後も売りたいなら)、カッコいいボディタイプをリーズナブルな価格でラインナップするしかないかもしれません。
  カッコイイのに乗りたかったら、がんばって働いて稼げばいいじゃんというのも正論ですが、いくらお金があっても800万もするクルマは万が一の修理代がすぐ出せる経済的な余裕が必要だったりするのでなかなか手が出せるものではありません。車両保険もめちゃくちゃ高額でしょうし・・・。