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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

2012年のベストカーは

  2012年は新型モデルの当たり年と言われています。MAZDACX-5トヨタ86はそれぞれSUV・スポーツカーの枠組みの中で、「よく売れそうな価格で出して順当に売れてよかった」という感じで個人的にはそれほど感心していません。この2台の影で大ヒットしたのがスバルのインプレッサですが、このクルマこそ2012年のベストカーだと思います。2Lモデルで186万円!古き良き日本車の「高性能で低価格」の伝統を守る素晴らしいクルマです。内装は上級モデルのレガシィを凌ぐ変貌ぶりで、後輪サスはもちろんダブルウィシュボーン、カタログ燃費も18km/L以上、しかも2Lモデルには「アイサイト」や追従クルコンも付けられる!・・・・日本を走るには最適な1台です。街乗りも高速もどちらも十分にこなせます。速く走れるサーキットで遊べるオモチャが欲しい人は300馬力のターボモデルを気長に待ってください。なんだかんだでガソリンエンジンのみの3ナンバーのセダンとハッチバックのみのモデルが普通車の新車売り上げでトップ10入りを果たしているのだから快挙です。まあライバル不在 (アクセラとプレミオ/アリオンはモデル末期、シルフィはこないだ出たばかり) やミニバン低迷&Kカー好調などの理由もありますが、逆にインプレッサがなかったら何を買えばいいんだという状況でもありました・・・。新車にこだわるならVWゴルフなどの入門輸入車の在庫車を250万くらいで買うかなって感じか・・・。2Lモデルはとてもじゃないが手が届きません。MAZDAアクセラもいいクルマですが、2Lモデルはインプレッサと比べて価格が高い印象。さらに来年9月に発売予定のモデルの写真がけっこう前から流出していて、かっこいい「鼓動」デザインに変わるのが分っていて、教習車として使われる現行アクセラをほしい人は少ないはず。後発の新型オーリスはカローラランクス/アレックスからの乗り換え客が潜在的にいるはずなのに予想通り売れていません。
  インプレッサの一番の弱点は「見た目」かな。新型クラウンみたいにデザインに少しはアヴァンギャルドさがあっていいと思います。アウディなんかが多く走るようになってだいぶ見慣れてくると、ヘッドライトとグリルのデザインはこれからもっと大事になってくると思います。スバルとしての統一感はわかるのですが、4WDクロスオーバーSUVとセダン・ハッチバックのデザインはある程度分けてもいいんじゃないかと思います。スバルの場合はBMWアウディと違い「SUV→セダン・ハッチバック」のデザイン派生になっていてその辺がレガシィB4(セダンモデル)の販売低迷につながっているような気がします。3LのNAがあった先代レガシィの方が現行よりかっこいいとすら思います。まあポルシェの「スポーツカー→SUV・4ドアセダン」やBMWアウディの「セダン→SUV」の展開も派生するモデル(ポルシェカイエン・パナメーラ/BMWXシリーズ/アウディQシリーズ)のデザインはかなり酷いことになってはいますが・・・。ちゃんと分けてるメルセデスが正解じゃないかと・・・。レクサスの「スピンドルグリル」やMAZDA「鼓動」はそういう点では優れたデザインかも。