CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

プレミアムセダン?

  普通のセダンとプレミアムセダンの違いがよくわかりません。インテリアの違いで言えば「電動本革シート」「シートヒーター」「後部座席エアコン」「サンルーフ」など魅力的なアイテムが標準装備だったりですかね。でもこれくらいの装備だったら、スズキがワゴンRスティングレーに近々装備しちゃいそうですよね。そもそも日本人の乗るクルマなんて商用車やスポーツカー以外なら全てプレミアムカーじゃないの?と思います。快適装備なしのコンパクトカーがありますが、それはある種の「エクストリーム=スポーツカー」であって好きでそういう簡易装備をしているだけです。スズキのジムニーがもし快適だったらコンセプト台無しですよね。なぜかセダンだけ「プレミアム〜」という言い方をカーメディアが多用するのか?その結果というわけじゃないかもしれないが、日本メーカーのセダンのラインナップは減る一方だ。BMW(ミニ除く)・メルセデス(スマート除く)・VW(アウディ込み)のトータルで月に日本で10000台ほど売っていてその半数以上はセダンと思われる。日本メーカーのミドルクラス以上のセダンは全社トータル(レクサス1700台込み)して同数かそれ以下になってしまう。誰がどのクルマに乗ろうがもちろん自由だが、この統計と「プレミアムセダン」をつなぎ合わせると、その言葉に金縛りにされ無理して高級ドイツ車を買う日本人の「虚ろな消費傾向」をイメージしてしまう。しかも対象は高所得かつある程度の年齢(40代~)が中心である。分別があると考えられている層もいわゆる「バカ相手の商売」にカモられているのか・・・?その点については慎重に考えたいが、少なくともドイツ人がドイツ車にプライドを持って乗るのに、日本人は日本車にプライドが持てないというのは悲しいことだ。日本が世界に誇るセダンは海外専用モデルを除くとかなり限られてくるが、カムリ・スカイラインアテンザが挙げられる。この3車いずれも現行モデルが絶賛されているが日本での販売はなかなか芳しくない。カムリは燃費でスカイラインはエンジンパワーでアテンザはスタイルとディーゼル性能でドイツ車を上回っているのに・・・。歴代アテンザはドイツやイギリスでBMW3のベースグレードと同じ約300万円で販売されたが、顧客満足度でも販売台数でもBMW3を大きく上回っているのに・・・。