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はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

日産のセダンは合理的

  いまさらですが日産はセダン戦略ってとても合理的ですね。ユーザー満足度もおそらくかなり高いんじゃないかなと思います。昨日ティアナと新型シルフィの内装が同等くらいと書きましたが、ティアナには助手席にビジネスクラスのようなフットラック(オットマン)が付く装備があり、それを考えるととても同等ではないですね。レクサスLSは社用車なので後席が豪華ですが、ティアナは助手席が豪華なのでつまり最高級デートカーですね。レクサスGSの高級グレードにも助手席オットマンがあるみたいですが、価格はティアナの2倍しますね。ほしい人にとってはティアナはとてもお買い得です。
  スカイラインとフーガの住み分けも巧みです。セダン好きなら「スカイラインいいなフーガもいいなスカクーもいいな」って感じで順番に乗って行きそうですね。レクサスも顧客囲い込みのためにやったらいいのにな。あくまで自分の偏見かもしれませんが、ヨーロッパ人の車の買い替えのサイクルと日本のプレミアムセダン乗ってる富裕層の買い替えサイクルはだいぶ違うのではないか?なので3シリーズ→5シリーズ→7シリーズを10年ごとにとはならないで、新車保障の3年とか5年で乗り換える。結果的に日産の戦術の方が日本ではハマるのかなという気がしています。レクサスもあわててでしょうかFスポーツグレードを出してきましたが、LSやGSに匹敵するモデルを作るとブランドとしてもっと盛り上がりそうですね。LSとGSでは自分のような「外野」からすると方向性が同じに見えます。
  スカイラインとフーガはセダンに求められる異なるものをそれぞれに追求しているイメージがあります。どちらも日本の高級車の基準となるFRですが、フーガの方が乗り心地が良さそうで、スカイラインの方がコーナーでの性能が高そうという印象があります。あくまで印象であってエンジンも共通であり実際はそれほど差がないです。しかしこのモデルが持つイメージこそがセダンのブランディングの唯一といえる武器だと思う。実際は同じ車台・エンジン・足回りを使っているけど、デザインで大きくイメージを作ってます。乗る人の気分を高める日産の戦略はとてもすばらしいと思います。