CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

無限ループCD その3

  今回もドライブで聴きたい「無限ループCD」を紹介していきたいと思います。ドライブのBGMって部屋で聴く音楽とは違って「どれだけ景色とシンクロできるか」「どれだけクルマのイメージに忠実か」「クルマのスピード感を損なわないか」などかなり条件があって知っている名盤の多くがボツになってしまいます。
  1枚目は、MOTORPSYCHO「BLACK HOLE/BLACK CANVASです。モーターサイコはノルウェーのギターバンドです。メジャーな「エモ」などのギターロックシーンとはファン層は被るのかもしれませんが、全然音楽の質や方向性は違ったものです。簡単にいうとスコットランドのteenagefunclubを全編テンポアップさせた感じに近いか?ドラムスとベースが心地良くスピーディで高速道路によく合いますね。それでいて楽曲もよく作られていて、個人的にはだんだん盛り上がって音が分厚くなって楽曲の進行していき、それを昇華させるフィナーレがとても華があっていいですよ。あとドライブ盤のポイントとして「捨て曲なし」もしっかりOKです。

  2枚目は、south「With the Tides」です。サウスはイギリスのギターロックバンドです。unkleのジェームス=ラベルが主催するハウス系レーベル「モワックス」からデビューしたのでちょっと中途半端な立ち位置で、初期の作品はギターロックのフォーマットでハウスのファンを喜ばせるという難しいことに取り組んでいました。それらの作品も素晴らしいのですが、この作品はそんないばらの道から抜け出して?純粋にギターロックバンドとしてのポテンシャルを発揮したらとんでもない傑作ができました!といったところです。ソングライティングがなにより素晴らしいです。ちょうどtravis出世作「the man who....」をテンポアップして「捨て曲なし」にした感じかな。トラヴィスのファンはフランシス=ヒーリーの絶唱を聴きたいわけだから、こういう例えは失礼かも・・・。冬のドライブに持ち込むなら?って考えるとトラヴィスよりやっぱこのサウスの1枚ですね。冬の景色を見ながらのドライブへの適性はとてつもなく高いです。ちょっといいなあと思っている女の子を乗せて雪景色の中をこれ流して走れば、なんか時間が止まったような感じがして、車内の一体感とともにこのままずっとどこまでも行きたいなって気持ちが伝わると思います。ここぞというときにぜひ使ってみてください。

ラヴィスの「the man who.....」ももちろん傑作です!