CARDRIVEGOGO アーカイブ・ブログ

はてなダイアリーで書き殴っていた自動車に関する放言記事を1つのブログにまとめました。

無限ループCD

  車内の音楽は通常CDで聞いています。ipodだと電池が切れたりするので。音楽用CD-Rで編集盤をつくるのが基本です。しかし無編集で使える「超名盤」ってのもあります。その中から2枚ほど紹介します。ただちょっと繊細な音楽で、静かなクルマ向きなので、あしからず!

  UNKLE「Never, Never Land」・・・アンクルの2枚目?のアルバムです。アンクルはコンセプトでアルバムを作るアーティストの代表格で、全4枚のオリジナルアルバムが名盤。とくにこの2枚目はエレクトロニカをコンセプトに「クール」(1曲目から10曲目までゆっくり登り詰める'通奏低音')「スピリッチュアル」(多彩なサウンドアプローチすべてに生命を感じる)「ハーモニック」(ゴスペルとストリングスと計算されつくした音響工学)を兼ね合わせた極めて知的なBGMに仕上がっています。深夜のドライブや冬のドライブによく合います。真夏に部屋でクーラー効かせてお香を焚いてフローリングに寝そべって聴くのもいいですよ。女の子に聴かせると「なんかバリ島でレジャーしてる気分で気持ちがいい!」「これずっと聴いてられる!」って感じです。エレクトロニカで長く聴いていられる作品ってほとんどないと思います。自分もずっと探しているのですが、これを超える作品ってないですね。DJ shadowの1枚目はなかなかいい線いってると思いますが・・・。



ティル=ブレナー「RI」・・・ドイツの'スーパー'ジャズトランぺッター、ティル=ブレナーのボサノバ作品。1曲目から全開で、車内をまったく違う空間に変わります。デートドライブでは、UNKLEからの2枚目で投入すれば完璧です!このCDのすごいところは、その辺のボサノバコンピとは全然レベルが違うとはっきりわかる「本物感」です。聴いてもらえれば納得してもらえると思いますが、このティル=ブレナーは元々はクラシックエリートでドイツ最高峰のオーケストラの第一トランぺッターです。日本での知名度はいまいちですが、その経歴からは想像できない圧倒的なポップセンスはビル=エバンスやチャット=ベーカーを凌駕してまさに天才です。全方向的に通用する楽曲センスと演奏力・・・ボーカリストとしても一流な上に超絶レベルのトランペットテクニックをふんだんに使ってきます。イメージとしては「おしゃれな喫茶店に流れるBGM」にガチの気持ちいいホーン&超絶技巧が乗っかってる感じ。これを女の子に聴かせると、まずボサノバに目覚めます。そしてTSUTAYAに借りにいくみたいです。ただ部屋で聴くボサノバコンピじゃ、景色付きで聴いたティル=ブレナーの足元にも及ばないです。また乗りたいって言ってくれますよ。海岸線を昼間にゆっくり走りながら聴くといいかも。夕暮れどきなんかもいいです。クルマはプジョーフィアットなんかのイメージですが何でも合いますよ。自分が乗ってるGH系アテンザがフランス車のテイストだったりするので、このCDのBGM効果高いです。